アルバム全体で物語を奏でる良くある形式だが、
1曲目は、物語の始まりを語るにふさわしい、挑戦心の有る曲を。
また、中盤の5〜8曲目に勢いの有る曲をおいているが、
7曲目にして、転機を迎える歌詞の曲を起き、8曲目でまとめている(早すぎる気もするが)
そして10曲目、禍々しい感じの良く出ている曲でラストスパートを始める。
こうして最後まで、緩急を付けつつ、素晴らしい圧力の楽曲を並べ、最後、13曲目で今までの成果を振り返る…そのような編成になっている。
(14曲目は歌無し)
声も伸びと奥行きがあり、演奏も申し分ない。
HM初心者にも、是非お奨めしたい、重厚な編成と妥協の無い楽曲を、
必ずや気に入り、ベストアルバムの一つに数えられる事だろう。
一連のDio Deluxe Editionを買ってますが、今回のBonus Discの内容が残念です。 「Hide In The Rainbow」は、Sacred Heart Deluxe Editionに入っていたし、Live音源も「Dio at Donington UK: Live 1983 & 1987」の1987と変わらずです。 この選曲だったら無理してDeluxe Editionにしないほうが良かったのでは?と思います。
このアルバムまでで充分。 本作以降は何か勘違いでもしているのか、 と思えるようなサウンドへと変貌してしまいます。 メロディに凝るのはいいのですが面白くないものになっていくのです。 本作品はまだ大丈夫。 そういう意味でロニーを聴くなら本アルバムまで充分だと思うのです。
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