冒険物の王道と言えば、友との出会いと別れとそして、またで出会いでしょう。
この5巻でその王道を明確に訴求していて実に良く仕上がってます。
ネタバレなので誰と出会うのかは書きません
・・・っつっても、パッケージに思いっきり描いてあるんですけどね(^^;
この7巻を通して言える事は「揺れる乙女の心」ですね。
特にフィロのキャラが実に素晴らしいのですが、それに対応するレンの心情描写もまた卓越。
スティンレイドとしての自分自身の立場とクゥへの感情に悩むフィロと急接近するフィロに戸惑うレン。
そして、妙に鈍い男、クゥ。
華麗なる三角関係と言い換えても良い。
ある意味「真心」が通じた7巻でした。
確かに原作を見た人なら物足りないと感じる人も多いと思います。
けれどもアニメ作品としては良い出来栄えだと思います。原作ではクーとレンの成長をベースに書いていますが、このアニメは二人の絆を主にして描いています。
もちろんハッピーエンドなのですが
このシーンでじ〜んときました(T_T)
ああいうのは好きなほうなので★5つ付けさせていただきました。(でもよくある終わり方かも)
要するに言いたい事はアニメはアニメとして楽しんで下さいという事です。きっと原作と違う面白さが感じられると思います。
あれが違うこれが違うと自然に文句が浮かんでしまう人には正直オススメできません。
なんだかんだ言いつつも「ラサティ登場編」と言って良いと思います。
ラサティの設定は「孤高の女戦士」な訳ですけど、声をやってるのが緒方恵美さんで、ぶっちゃけてエヴァンゲリオンの碇シンジですけど、このお方はこういうのをやらせたら本当に上手いなと素直に実感できました。
ストーリー的にも「戦う目的を共感する」と言う重要なメッセージ性が深く盛り込まれていてこれは楽しめました。
エレメンタルジェレイド3は、6~8話までが収録されており、 6話では、キーアの過去が明らかになります。 7,8話もとても面白いです。
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