腰乃先生の作品は数冊読みましたが、これは特に良かったです。
主人公の片方(渋谷)は下着集めが趣味だというとキワ物と思われるかも知れませんが決してそうではありません。 渋谷はメンズパンツにもおしゃれなデザインがあることを知り、試してみたらはき心地が良かったり、美意識を刺激されたりしてはまっていったんだと思います。 他人に言えない趣味って本当は誰でも多少持っているものじゃないかな。 本田はそんな渋谷の趣味に興味を示すうちに渋谷自身にもひかれていく。 それまで敬遠しあっていた二人が徐々に距離を縮めていくというストーリーです。
秀良子先生の「宇田川町で待っててよ」にも通じる内容ですね。
腰乃先生はギャグのセンスが秀逸だし、書き下ろしの4コマもストーリーに絡んでいい味出してます(犬の名前が渋谷って…笑えます)。
個性的な話なので好き嫌い分かれるとは思いますが、毛嫌いせず手に取っていただきたい作品です。
Close Encounters of the Third Kind (seamless) MPEG-4 AVC BD50 Disc size: 49,688,551,851 DTS-HD Master Audio 5.1 Dolby TrueHD 5.1 24-bit (both tracks are upconverted from a 16-bit master)
Theatrical cut 2:14:41 Movie size: 36,620,150,784 Average Video Bit Rate: 22.79 Mbps
Special Edition (seamless branching) 2:12:29 Movie size: 36,062,017,536 Average Video Bit Rate: 22.79 Mbps
Director's Cut (seamless branching) Running time: 2:17:13 Movie size: 37,348,374,528 Average Video Bit Rate: 22.85 Mbps
本作の公開年は、希しくもスターウォーズと同じ1977年。スターウォーズのような派手なドンパチはなく、こちらは人間ドラマが主体となっていますが、UFOのために人生が変わってしまった男をリチャード・ドレイファスが好演しています。 とはいえ、映画最大の見せ場は、やはりラストでUFOが人類の前に飛来するシーンです。40年前近くに撮られた映像とは思えないほどの迫力に満ちていますので、鑑賞する際は是非とも大音量で!
中古であったが、とても良かった。これからみんなで勉強です。月一回でどこまで続くかです。
TSUTAYAにてBlu-rayディスクが二枚、3000円で販売していてます。 先日、『未知との遭遇』と『2001年宇宙の旅』を買いました。
古今東西…素晴らしい映画を語り出せば一日じゃ足らんでしょう。
けど、最初のシーンからワクワクさせてくれた映画と言えば、『未知との遭遇』を超えるものは他にありません。
地球規模で何か得体の知れないことが起こる…その予兆を、終末感とはまるで逆の、素晴らしい僥倖(ウッドストック前夜のような)の前触れとして、印象的なシークエンスを荒削りに繋げるカッティングで、観る者の期待を極限にまで昇華させていく。
“謎”の下ごしらえが万全となったところで、“お祭り”が賑々しく幕を開ける…
それは、無限のイマジネーションを抱えたスピルバーグ少年の願望を映像というカタチで余すことなく表現し、出し尽くした“夢”そのものでした。
もう、ここには作家としての計算など入っちゃおりません。
彼はそれまでの、『激突』『続・激突』『ジョーズ』で無茶苦茶スタイリッシュで統一の取れた映像を撮れる作家と認知されていたように思う。
その天性ともいえるテクニックを意識することなく、イメージの奔流に任せるがまま画を撮り、音楽を乗せ、編集していく。
後年…スピルバーグは「若気の至り」だと、この作品を振りかえる。
これは紛れもなくスピルバーグのピーター・パンなのだ。
本物のピーター・パンでは、ネバーランドに行ったウェンディが、そこから帰還することで少女期の終焉をきちんと示唆して終わるが、『未知との遭遇』では主人公は妻子を捨てUFOに乗って宇宙に飛び立ったまま終わっちゃいます。
彼は大人になることを拒否した。
…きっと、それはいけないことなのだろう。
そんなことは百も承知だ。
…それでも、大人になりたくない、今の現状から逃げたい…
そんな一般通念から見れば、後ろ向きで現実逃避な、不道徳な“夢”を、心の後ろめたい場所からそっと掬い上げ、優しく抱きしめるこの映画が…… 俺は大好きなのです。
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