処女作であった「落としの金七事件簿」は別として、前作の「日本警察が潰れた日」に続き、今作もまた挑発的なタイトルの著者であるが、前作に増して丁寧な取材で警察庁長官狙撃事件簿を追っている。
のらりくらりと供述をはぐらかすK巡査長の取り調べの様子、警視庁、警察庁内部の緊迫した駆け引き等、とにかく密度が濃い。狙撃現場の見取り図はなんでしおりにしてくれればよかったのに、と思いながら、何度もページを繰って、たどり着いた最終章では、犯行を再現すると題して著者の推理する事件の真相を描いている。
真犯人は「彼」であるとしても、わからないのがK巡査長の本心だ。 K巡査長の、時効を迎えた後の言葉はイニシエーションとやらで縛られていると言うのなら、どうにも解せないものだった。 著者の推理を頭に入れて、もう一度、読み直してみようと思っている。
フンガくんが、大好きで、フンガくん・おこりんぼフンガくんと持っています。この、べそっかきフンガくんは、3冊目になります。子供の日常生活が、豚さんに置き換えられて描かれています。特に「クリスマスのまき」のフンガくんが、甥っ子にそっくりで、大爆笑しました。思い通りにいかずに、かんしゃくをおこして・・・。でも、最後はご機嫌がなおるので、可愛いですよね。あと、絵も色つかいも、優しい感じで、好きですね~。近いうちに、あまえんぼフンガくんも購入したいです。
1年生の読み聞かせで評判がよかった本のひとつです。森の動物たちは悪気がないのに、キツネを散々な目に合わせてしまう模様が、ユーモラスです。また、最後にキツネが気持ちよくお風呂でイライラを全部流して、気持ちよく眠りにつくというハッピーエンドもなかなかいい終わり方です。色使いもとても綺麗ですし、ほのぼのとした絵がとても可愛いです。読んだ後、温かい露天風呂に入りたくなるようなお話。肌寒くなってきた秋の日に読むのにぴったりな絵本だと思います。
アラスカに居住し、アラスカの動物・自然を数々の写真・エッセイを通して伝えてくれる故「星野道夫さん」の本には、どれも感動しています。また、「写真展」では、毎回圧倒されっぱなしです。今回、初めて星野さんの子供時代のことがこの本によって分かりました。子供のときから、自由で行動的で個性的で、優しさを持っていた星野さんに触れることができて、「大感激」です!大人はもちろんですが、ぜひ小学生、中学生、高校生にすすめたい本です。
スズメは人間と関ってきた古い歴史があります。 こんなにも可愛くて賢くて小さい身体なのに、人間に食べられたり、 私たちの知らない所で生死の危険に晒されながらも必死に一生懸命に生きています。 この本を通して少しでも身近にいるスズメや野鳥をうるさがらずに可愛がり、愛してやってください!
|