底辺から駆け上がろうと必死に這い蹲ろうとする二人。友情や、夢、それらと葛藤しながら時代の風に乗っていく二人。 古臭い風景や、ラジオなどの小道具、NYの影と時代背景がとても印象的でした。 とても古臭さを感じさせません。音楽もかっこいい(パーティーの時や、主題歌も) また観たくなります。名作ですね!
この映画は日曜洋画劇場で初放映されたときに見て感激し、その後も名画座に脚を運んで見ています。明るいオープニングから一転、ニューヨークで現実の厳しさを思いしらされる展開。ジョン・ヴォイトとダスティン・ホフマンの演技も素晴らしく、本来ならどちらかがアカデミー主演男優賞を取っていてもおかしくないぐらいの名演でした。ジョー役のヴォイトもまさにぴったりの役柄でしたが、特に汚いラッツォ役のホフマンにとっては生涯の代表作の1本ではないかと思います。この映画のDVD化に当っては以前から日本語吹替がないのが残念です。以前TVで見たジョン・ヴォイトに橋本功(角刈りの男らしい俳優さんでした。意外にぴったり)、ダスティン・ホフマンに穂積隆信(強烈な個性)の吹替がいまも耳に残っており、もう一度聴きたいのです。同じ御意見の方も必ずいると思います。
かつて、テレビで深夜放映したのを観たことがあり、DVDになって懐かしみながら購入した。アメリカン・ドリームなんて、いんちきなんだ、と、ふみにじられた弱者のやり場のない怒りを描いた社会派の名画。 ダスティン・ホフマンの名演が光る。決して愉快な映画ではないけれど、骨太なドラマがお好きな方にはお勧め。
最終曲’うわさの男’別テイクは、時間は短いものの、聞き物です。
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