ルイマリーを最初聴いたときは「え?これ西川さん?」とか思いました。歌い方や声質が今と全然違って、すごく若々しくて新鮮です。でもやっぱり根本的には今と同じで、聴き手をぐいぐい引き付ける力があります。 ルイマリーのアルバムの中ではこのアルバムが一番好きです♪いろんなタイプの曲が入ってるし、どれも本当に良い曲で、捨て曲はひとつもありません!
ルイ17世の約2世紀にわたる謎、フランスでは国民の大変な関心事なのに、日本では情報自体が少なすぎて困っていました。フランス語読めないし・・・ この本はとてもわかりやすく、詳しく書かれてあるのですごく満足です。 他にノンドルフの子孫のホームページの紹介等も載っていて〔HPはフランス語〕また違った見解も見ることができました。 ただ、よほど興味のある人じゃないと、読む気が失せてしまうかも。
この作品は、人間に恋愛の感情がなくならない限り、その価値を失わない映画だと思う。
未亡人がかつての恋人たちとの再訪を期し、初舞踏会での自分を探しに旅に出る。果たして再会した男たちは、それぞれに愉しく、それぞれに哀しい生活を送っていた…。
フランス映画界の巨匠ジュリアン・デュヴィヴィエ監督が当時の仏映画界を代表する名優たちを惜しげもなく起用し、人生の哀歓を描いてみせたこの作品は、七つの短いエピソードからなっており、それぞれ悲喜こもごもの人生模様を見せてくれる。
第2エピソードのフランス演劇界の巨人ルイ・ジューヴェは勿論だが、第7エピソードのフェルナンデルも、シャンソン歌手としても活躍した人物であるだけに、芸達者なところを見せてくれる。しかし、その表情に刻まれた哀歓は忘れられない。
この作品は1937年の公開なので大層古いものであるが、物語が進んでいくにしたがって全く気にならなくなる。気がつくと、2時間があっという間に過ぎ、終わった後もすぐまた観たくなる映画だ。
ちなみに、筆者はこの映画を見るたびに、トルストイの「アンナ・カレーニナ」の冒頭の一文を思いださずにはいられない。
モノクロの美しさ、怖さ、慎みと饒舌を堪能できるオムニパス映画の傑作。 マリー・ベル扮する未亡人となった美しい女性が、初めての舞踏会で踊った相手を訪ねて旅に出る。その先々で彼女が出会うのは想像を越えた現実であり、また、当惑するほど純粋だった16歳の自分の姿である。1937年の作品中に、今日「自分さがし」と呼ばれるテーマと、そのひとつの解答が提案されているように見える。そしてラストには新しい役割を見いだす彼女がその後の素敵な予感とともに描かれる。軽いテーマでは決してないけれども、救いの用意されている物語だ。 惜しむらくは、メニューから選べる「雑学情報」の記述が少ないこと。この作品に初めて触れる若い世代にも、公開当時にこの映画を見て信じがたい美しさに魅了された世代にも、それぞれが納得できるような詳しい解説が欲しいところである。DVDの情報収容力を生かしたい。
ルイ17世の死についての謎の本はいくつか出てますが、この本が一番面白くわかりやすく、感動的でした。フランス革命が起き、逃亡の末逮捕され、タンプル塔に閉じ込められた国王一家。父も母も死にタンプル塔の一室に残されたルイ17世はその後どうなったのか、タンプル塔に監禁されたままだったのか、誰かが逃がしたのか、タンプル塔にいた子供は誰だったのか。17世の身代わりの少年だったのか。様々な疑惑の中、タンプル塔にいた子供の死によって明らかになるルイ17世の謎。それが200年以上たった今、まさかというようないきさつで残されたその子供の心臓と母マリー・アントワネットら親族の毛髪などと一致するかどうかのDNA鑑定ができることになった。その結果明らかになったことは・・。本当にこの場面はドキドキし感銘を受けました。それにしてもルイ17世の最期の場面は、この著者の文章力が、自分がその場でルイ・シャルルの様子を見ているようなくらいリアルでうまく、あまりに痛々しく悲しい以外のなにものでもありませんでした。
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