とにかく、歌唱力・声量がすごい人ですし、なにより 今でも活躍されてるのはすごいことですよね。 このアルバムもそんな彼の、今までのヒット曲を網羅してますし、 お買い得ですね。 「サンダーボール作戦」の主題歌はしびれます。(死語) ただ、惜しむらくは歌詞の日本語対訳がない事。 それで☆三つなのですな。
復刻されて嬉しいです!早く新たな作品が翻訳されることを願います。
ベトナム戦争が文学や映画に与えた影響は凄まじく大きいと私は思うし、その事でその後の一生が変わってしまった方の文学には特に興味がある。 ただ、その教訓は生かせてないとも思うけど。 もちろんその筆頭はティム・オブライエンですが、オブライエンには無い、ザラリとした、理不尽なモノをそのまま受け入れ立ち向かうトム・ジョーンズは、また気になる作家である。
ぜひ彼の新たな作品の翻訳を望みます!
噂で、舞城さんが翻訳するとか、しないとか。事実なら、彼ならきっと素晴らしい訳になると思うのだが...
2時間近くものこのビデオを何度見たことでしょう。でも、内容はさすがアカデミー賞をもらったりしただけあって、テレビで見る短編集とは比べ物にならないほど面白いです。単なる追いかけっこだけではなく、心にじんとくるものもあります。
最初から最後まで、しんねりした英国のユーモアがたっぷりきいています。 単細胞で軽率、おバカなトムさん。でも、恋人を助けるために馬にヒラリと飛び乗ったり、勇ましく決闘したりして、彼の中の紳士を垣間見せて、実はかっこいいのです。彼の軽率さや不安定さは、その生い立ちに由来する自信の欠如だったのだと、ラストシーンを見て感じました。 恋人役の女優さんも可愛いかったけど、なんと言っても尻軽なモーリーを演じた女優さんの美しさと、その演技の卑しさ(うますぎる)のギャップがすごく印象的でした。
トムはソマセットの名士オールワ―ジ氏のベッドの中で発見された捨て子です。母親と目された女性は頑として父親の名前を明かそうとしませんでした。オールズワ―ジ氏はこの子を育てることにします。いたずら好きなトムは養父をさんざんてこずらせましたが、長じるに及んで森番の娘に手を出し、とうとう屋敷から追い出されました。トムを慕う隣家の令嬢ソフィアも、オールワージ氏の甥ブライフィルとの縁談をきらって家を飛び出します。
トムはソフィアという申し分のない恋人がありながら、行く先々でいろんな女性とねんごろになります。まことにけしからんヤツですが、本人はいたって正直で親切であけっぴろげな憎めない若者です。陽気で勇敢な青年の愉快な冒険譚ですから、あまり目くじらを立てないで楽しみましょう。構成のしっかりした面白い小説です。朱牟田夏雄の翻訳は、いささか古めかしい言いまわしが目立ちますが、すらすら読める名訳です。
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