70年代のエマニエル現象というか、銀座のみゆき座は女性客でいっぱいになり、かえって男性客が入りにくかったと思う。 女性に何が受けたのか・・映像がきれい、フランス語で歌われる主題歌(もちろん大ヒット)がおしゃれ、シルビア・クリステル(当時22歳位)の魅力なのかな?フランスの香り漂うファッショナブルな映画。 当時は確かソフト・ポルノと呼ばれたと思う。ポスターなどで、籐の椅子に座って足を組む姿はどれだけパロディー化されただろう。 内容は、バンコックに赴任している夫のもとにむかう若き人妻エマニエル夫人の、大胆な性へのめざめがメイン。飛行機の中で見知らぬ隣の席の男との秘め事や飛行機内のトイレでも大胆な描写があった。夫のもとに到着してからも、夫の知人の夫婦とテニスをした後、シャワー室での知人の妻とのレズシーンが印象に残った。 さらにラストに向かって、もっと大胆に変貌していくエマニエル夫人。 性描写の映像が美しかったのも、女性に受けたのかもしれない。
へぇ、CD出たんだ。もちろん、買うとしたら目的は2以外に無い。シャンソンの歴史に残る名曲です。
他は正直あまり大したことないけど、でも11は必聴。「英詞」と謳っているにもかかわらず、どこからどう聴いても英語にすら聞こえないという珍曲。
それと、確か16は、かの有名なKing Crimsonの"Lark's Tongues in Aspic part II"そのまんまの曲。にもかかわらずクレジットが無いどころか許可すら取っていなかったため、後に裁判になったという話。
劇場公開当時は小学生だったので、見たいけれども見られなかった映画。ポルノですがなぜか女性客に大ヒットして、後に(確か)日曜ロードショーでもやったと思います。そのときは見たのですが、テレビなのでかなりカットされておりました。 映画は見ていませんが、公開時に「ロードショー」誌上で冒頭からラストまでストーリーが写真と文で詳しく紹介されており、小学生には刺激的な内容だったので今でも全部覚えております。 当たり前ですが、映画はその記憶通りに展開していきます。自分の中ではすでに「名場面」化している場面が次々に出てきて、感動です。飛行機の中の場面とか、スカッシュの場面とか、馬に乗っている場面とか。シルビア・クリステルが大変にきれいで魅力的です。 ボソボソ歌う主題歌もいいです。当時から好きでした。ソフトフォーカスっていうんでしょうか。ジュスト・ジャカンの全体的にぼやけた映像がポルノにもかかわらずおしゃれです。絵もきれいで、非常に植民地主義的な表現ではありますが、バンコクのエキゾチックな風景が非常に魅力的にとらえられていました。 しかし、というかこれも当たり前というか、ストーリーはまるで意味不明。マリオという老人の性の哲学が述べられますが、ポルノ映画を撮るために無理やり作ったようなヘンテコな戯言。そんなことはどうでもよく、シルビア・クリステルを楽しめばいいんじゃないかと思います。映画の中のシルビア・クリステルの美しさは今も不変。名女優だったと思います。
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