「イップ 翼をもった女の子」に続けて観ました、動物×人のファンタジー系映画。 最初はペリカンマンが人間としてうまくやっていけ過ぎていて内心つっこみばかりでしたが、 ペリカンマンの誠実さと、男の子の優しさ、ふたり(と、女の子)の間に芽生えた友情がきれいで、 だんだん惹きこまれました。 ちょっと心が洗われるような、素敵な映画でした。 アパートの管理人や近所の人たちの様な薄情なひともでてくるけど、 ペリカンマンの仕事先の人達がなぜかペリカンマンの時々の奇怪な行動にも理解があって良かった。 特に、コンサートホールの入口のおじさんの、「音楽を愛する者はいつでもウェルカムだよ。」というシーンが好き。
1976年フィンランドで出版されたIhmisen vaatteissa(人間の服を着て)の直訳。 レーナ・クルーンは1947年生まれの人気女性作家。国内だけでなく。 本作は三年後に児童文学大賞「アンニ・スワン」も受賞しているそうです。 明るいか暗いかで言ったら、話は暗いと思います。魔法も使えないしお金もないし。 美男美女が出てくるでなし。 でもある日食堂で、ペリカンがコーヒーを飲んでいる。どうするのか?見ないフリか? 主人公エミルは迷わず追いかけます。だから行動力はある。底流はリアリズム。 離婚率の高さ、自殺率の高さ、住宅事情の悪さにフィンランドが苦しんでいた頃の 空気感のようなものに触れることが出来るかと。基本的にエミル少年とペリカンの 独白でストーリーは進んでいきます。 「夜」とはなにか。服を着る、働く、音楽、時間、故郷、自由、神、人間、死… そういったものが一体なんなのか、答えを見つけるよすがになるかもしれません。 小学生レベルのかな交じり文・送り仮名使いでプレゼントもしやすいかと。
商品説明がやたら堅苦しかったのですが、そんな押し付けがましく感じないです。
07年の優勝速報盤を“酷評”してしまったので、それなりに期待していたが・・・。
どうしてこういう構成にするかなぁ?
いちばん腹立たしかったのは、画面を縦横それぞれ3つに分割し、面積にして9分の1しかない中央部分にメイン映像を出して、周囲を同じ映像のピンボケで囲む、というレイアウト。肝心の画面が小さい上に周りをボケボケが動き回るので、見づらいったらありゃしない。“額縁に入れて飾っておきたい名場面”というつもりなのだろうか。
優勝盤の評で“追加”収録を期待しておいた映像も皆無。せめて現在売り出し中の坂本選手の初タイムリーの絵ぐらいはあるか、と思ったが。アウェイ球場(ナゴヤ)だったせいで映像の権利が取れなかったのだろうか。
全体の半分以上を新入団選手の紹介やファン感謝デー、キャンプの映像が占め、07年の優勝の感動や余韻が思いっきり殺がれる構成で、正直泣けてきた。
他の球団、TやDやFやMの盤は知らないが、少なくともこんな、ファンを欺くような内容ではなかろう。 期待しただけ失望も大きかった。せいぜいが、出ないよかマシだった、というところ。
若手ピアニスト=スティーブンスコットの才能のショーケースものといったほうがわかりやすいかもしれない。ロンは後ろにまわりこの若き才能を世間に知らしめる役目にまわったようである。暖かい人間性が垣間見れるアルバム。トラデショナルジャズが世代交代の時期にさしかかっていることがあらわになったアルバム。10点中6点
嬉しくなると空に浮かんでしまう少女 植物のこどもたち 恐怖の遊園地を運営する人々 未確認生物を探し続ける生物学者 この短編小説にでてくる人たちは、みないっぷう変わっています。 それが優しいときもあれば、恐ろしいときもあり 理解できないときもあれば、理解したいときもあります。 レーナ・クルーンは現代フィンランドを代表する作家で この本はそんな彼女の最新作です。 タイトルでもわかるようにレイ・ブラッドベリのテイストを感じる作品が多く 「秘密の珈琲 葦の物語」では萩尾望都を彷彿とさせる話も出てきます。 北欧ならではの不思議な静寂感が漂う話たちを楽しめると思います。 ちなみに珈琲に砂糖をいれてもブラックというのを、この本で初めて知りました。
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