Neil Youngが私的な問題に悩まされている時期に造ったアルバム。 彼のアコースティック系のアルバムは「Harvest」をはじめとして からっと明るく先の光が見えるものが多いのだが、これは全然逆。 いかにも悩んでいますというような暗いボーカルが暗いアレンジの 中でボソボソと歌われ続ける。実際、お化けがでるかというような アレンジもある。(4) この時期の曲はあまりライブでも演奏されていないのでそういう意味では レアなのだが、聞くときにはちょっと覚悟して聞いてね。
You Tubeで北海道は室蘭で行われた佐高氏の講演会を聴いた。
http://www.youtube.com/watch?v=GCewSpHZiTU
この講演で猪瀬が東京都知事になったことがよほど口惜しかったのか、また、ハト派と呼ばれる政治家の懐の深さを理解できていない革新派に対しても口惜しかったのだろうか、かなり講演内容が荒れていた。 昨今、タカ派が受ける理由を愚民なりに考えてみると、わかりやすさ、単純さが受けているんだとおもう。 わかりやすさとは安心感をもたらすという副次的な効果がある。 また、未知なものに対する恐怖心をあおるような政治や行政の政策が、さらに相乗効果をもたらしている。
政経外科も15冊目となったがタイトルがその時代を見事に射抜いているところがすごい。「タカ派ばかり」とは政治屋にタカ派が多いということもそうだが、講演会でも語っているように「奥行きがない・懐が浅い」人間(庶民)が増えているということもある。 人付き合いをするのに、なにを考えているかわからないような人間は嫌厭される傾向にある。自我を持つことは許されず、その代わりにキャラを持つ。イコールわかりやすいからだ。
わかりやすさを好む人間はわかりにくい佐高氏の講演など聴きたくはないだろう。 本書もそれと同じ。 政経外科では巻末に書評欄があるが、本書(佐高氏の著書)を読む以上に本を読めと言っているのだ。 味方を知る以上に「敵を知れ」と。
影法師、竹とんぼ、とか数々のヒット曲が入ってコレはいいネ?東京うさぎもいいですよ!もともと図書館でCDを借りて、この曲はいいなぁと思い買いました市販のCDショップではあんまり置いていないので、アマゾンで買ったほうがいいですよ
本書はポストケインズ派の経済学を、コンパクトに解説した本です。 本書は、ポストケインズ派の歴史と特徴、その諸潮流の解説、ミクロ、マクロ理論、そして短期、長期の理論に項目を分け、解説しています。多種多様なポストケインズ派を一括りにして解説するわけですから、全体としては共通する部分を、そして部分的に諸潮流間の違いを提示するという形になっています。ただ、カレツキやカレツキ派をベースに、全体が叙述されているような気がします。 また、新古典派理論との対比もはっきりしており、論点がとても分かりやすくなっています。援用される数式が最小限に留められており、参考として必要なものは欄外のコラムにまとめてあるために、取りあえず全体像を把握した初心者にとっては、数式で躓くことなく読み進められるのも大きな特徴です。経済学の入門書で得た新古典派の知識と比べあわせ、数式に惑わされずにスムーズに全体を読むことができるこの構成は、大変画期的です。 なかなか分かりにくく、体系的に全体像の見えなかったポストケインズ派の入門書として、他に比類のないほど適した本です。経済学を学ぶすべての人に読んでもらいたい本です。
私がこれを読んだのは学生時代で、今から17~18年前。キャンパスではまさに中核派と革マル派が血で血をあらう抗争を繰り広げていた。世間的にはそれほど学生運動自体が高まっていたわけではないが、私の通っていた大学には2派に限らず左翼各派が存在していたのだった。そんな中この本を読み、何故彼らがそれほどまでに争うのかが良く分かった。同じマルクス・レーニンから出発しながらそれを行動に移すときの解釈の違いによって、人を殺すことができる動機となるのはただ単純に驚きであった。しかし、このような近親憎悪的(彼らは近親などとは思ってはいないだろうが)な「左翼」の特質ではなく、我々が一般に持つ性質かもしれない。それを考えると、年月のたった、特異な題材かもしれないが、そこは普遍的な集団行動原理が見つけることができる好著だと思う。
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