監督作品の中で最も反戦的な「アウトロー」のワンシーンのポスターだ。 続・夕陽のガンマンの横位置のカラー版もすてがたいが、このポスターもグッド、特にモノクロバージョンがリアルで存在感を増す。
このブルーレイはリージョンオールで、日本語吹き替え、字幕入りです。 つまり日本版を買うより安いのです。
サンフランシスコへ行ったとき、いたるところでこの映画のシーンを思い出しました。舞台としてのサンフランシスコもよく描かれています。 ストーリーも、何度見ても飽きないサスペンスに満ちた展開で、イーストウッド氏の健在であることを喜ばずにいられません。ブルーレイ化されたシリーズ5作を買いましたが、どれも大満足のエンタテイメントです。
私がラロ・シフリンという作曲家の名前を知ったのは確か小学校3、4年生の頃で、きっかけはあの“燃えよドラゴン”でした。 有名なスパイ大作戦(=ミッション・インポッシブル)や“ブリット”“暴力脱獄”といった60年代後半から70年代前半にかけての良質なアクション映画のサウンドの多くを彼が手がけていたことは後になって知りました。 とにかく彼の音楽が持っているアクの強い押し出しと、強烈なラテン系のリズム(彼はアルゼンチン生まれ)に魅せられている人は私だけではないはず。
“ダーティハリー”はまさにそういったアクション映画音楽の決定版なのですが、この映画においてシフリンは、いつまでも耳に残る、前述の作品の様なインパクトの強いテーマ曲は用いずに、映像の伴走者たる映画音楽の領分を忠実に守ろうとしているようです。 それでいてサントラを聴いてみると、一曲一曲の完成度はかなり高く、ノれます。 エンドタイトルのしみじみとした感じもグッド。 とにかくサントラ盤が、映画の内容とは関係のないポップソングのよせ集めになってしまった昨今、彼のサントラ復刻には、そういった風潮に喝をいれてくれる役目を期待したいものです。 また蛇足ながら、映画音楽ではない彼のジャズ系オリジナル曲を集めた“ラロズ・ボサノヴァ”というCDも素晴らしいカッコよさです。 機会があれば聴いてみて下さい。
悪い奴を上手く屈伏させる、キャラハン刑事。 悪を周到に追いかけ、必要ならマグナムが火を弾く! アメリカならではの裁きかた、しかし、アメリカでも法律道理に事を進めないと、ダーティに成る。 とても気持ちよく、見終われます。
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