ひょっとしてこのＣＤ、林間学校に向かうバスの中で聴かせるためにだけ売れているとしたら悲しい。１曲目の「キャンプだホイ」に始まり、「四季の歌」もある。「若者たち」もある。まさに、自分たちが確かに小学生だった頃の、あどけなく繊細な記憶が甦ってくるのだ。林間学校へ向かうバスの中、歌の手帳、だったかな。あれを持ちながら、親元を離れクラスメイト（という表現も古いが）と旅に行くという高揚感に誘われ、「おおブレネリ」や「ジャンボリー」を気が触れたような大声で歌った日々を思い出す。趣味のいい人は一枚持っておきなさい。そして、近所へピクニックに行くときでもいい、車中で聴くことをお薦めします。１点足りないのは、「遠き山に日は落ちて」が入ってないことが画竜点睛を欠いている理由です。
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