しかし、人柄といい、容姿といい、CDアルバム1枚で消えてしまうには、惜しいお嬢さんでした。今は、実家の手伝いをしているそうです。一つ違いのお兄さんと、声が全く違い、魅力的な声質。TVからは消えたけれども、いつまでも、僕らの記憶の中に残っていてくれる、そういった意味で、忘れられないアーティストです。TVで言っておられましたが、「私はBOY FRIENDと付き合うと長いんですけれど、兄はすぐ彼女、かえちゃうんですよ」との事。さすが、早稲田に住む生粋の都会っ子、愛ちゃんの発言です。
医者役の薫さんが凄くかっこいい。医療系のドラマは凄く面白いです。最後には感動が待っています。
医者役の薫さんが凄くかっこいい。医療系のドラマは凄く面白いです。最後には感動が待っています。
『ナイチンゲールの沈黙』は読んでおいた方がいろいろ分かって楽しめますが、 逆に読んでない方が素直に楽しめるのかもしれません。
コスト削減のためにはアルバイトを安く一人雇うよりは チェックと自動制御と記録を全て機械でやってしまうのが現代の趨勢でしょう。 有能な人に莫大な負荷をかけるよりは、 ごく普通の人に他の仕事の片手間にできる程度の作業にしなくては 引き継ぎもうまくできません。 世紀の一大事業なのですから、 そのくらいは稼働前に準備しておくもののように感じます。 年齢問題の辻褄あわせとラブロマンスのために いろいろ破綻をきたしてしまったように感じます。 『ジーン・ワルツ』でもちょっとキツいなと思った論理合戦も ちょっと度を越してきた感じで、 それでもスルスルと読ませる作者の力量にも感服しますが、 やはり、ちょっと読んでいて辛く感じました。
ロマンスも結局は涼子さんの空回り。 次作に期待するしかありませんが、 本作だけでの評価はやや低くなってしまうのはやむを得ないでしょう。
破綻した自治体の市民病院と、そのとなりながら先見性があり ドクターヘリなど導入している対照的な自治体の救急医療を題材にした小説
作者の海道さんは、医療関係の小説を多く書かれる方で、 医師として自分の専門である死後医療関連が多い方です。
この小説は、自治体の破綻と、悪意と過失が無い 医療訴訟のダブルパンチにより崩壊した市民病院 極北クレーマーの続編です。
あらすじは、その後の市民病院、訪問看護の看護婦2人と 医師2人、そしてたった一人の事務員と大規模縮小した 状況から小説ははじまります。 救急医療は隣の市まかせ、薬はなるべく出さないようにするなど ちょっと見、医者が患者を選り好みしている状況に陥っています。 対照的に救急医療を受け入れている自治体は、ドクターヘリの 導入など先進的な医療体制をとっています。
話は3つの出来事からなりたっています。 第一部で扱っている治療費未払いをしつづけている患者が治療を 受けずに帰りすがら死亡した出来事。 これはメディアに診療拒否のために死亡したととられ極北クレーマーと 同じようなメディア対医療の戦いが繰り広げられます。 第二部でドクターヘリの紹介と良い点を述べた後、第三部で ドクターヘリの盲点、有視界飛行が基本になるため「規制の枠」を 超えた救援活動のすこし悲しい後始末のお話。 そして第四部で、医師とはどのようであるべきなのかという 投げかけの回答の一つのような離島の出来事で構成されています。
この作者の少し残念な所は、袋小路の様な現状の矛盾に 対し、悲しいまでの理想だけを投げかけて終わる小説が多い中 これはめずらしく、具体性のある回答で終わっており とても温かさを感じる作品になっています。 チームバチスタのような荒唐無稽なキャラクターではなく 北の大地らしい素朴なキャラクター使いは私にはとても 好感をもって読み進めることができました。
少し盛り上がり感が薄い感じもありますが、「地の塩」 としての医療を感じる良い作品だと思います。お勧めです。
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