前作を踏襲した作品ではあるが、前作を超える作品ではない。前作ではミステリーの要素とサスペンスの要素が作品の魅力を引き立たせていたが、本作品ではその要素は影を潜め、およそB級ホラー作品にありがちな主人公の大切な人に憑依し乗っ取る(奪う)という安易な乗っ取り系の物語に成り下がり、なかば強引なストーリー展開で現実には起こりえないチープなB級ホラーを見せられた感じだ。ザ・リングの物語構成の要素に「ビデオを見た者は7日後に死ぬ。」という恐怖要素があるのだが、これを上手く使っていない。この原則をほとんど無視しているためにシリーズとしての一貫性に欠け、新たな恐怖を生み出すほどの卓越したアイデアもなく中途半端な作品になってしまった。それでも中田秀夫監督の水を巧みに使用した恐怖演出は素晴らしく、脚本の出来がもう少し良ければ前作を超えられたのではと思うと、A級戦犯の脚本家アーレン・クルーガーに怒りを感じつつ、それでも水準以上の作品を創ったスタッフ・キャストに感謝したい。辛口な批評ではあるが、決して見る価値のない駄作ではない。むしろ、ザ・リング・シリーズの番外編と思えば、それなりに満足できる作品である。
基本的な感想としては、 「日本とアメリカってやはり決定的に何か違うんだ」です。 一番単純なところでは、貞子は大人なのにサマラは少女です。 他の西洋作品でも、 少女がキーパーソンになっているホラーが多いように思えますけど、 西洋には、少女にはそういう力が宿ると考えられているのでしょうか? 作品内容としては「ホラー」というよりも 「タイムリミットのある謎解きミステリー」だと思います。 オリジナルや日本(中田&高橋)版から期待過多になりがちですが、 それでも十分楽しめる作品ではないでしょうか? 謎解きのヒントも 観客を置いてきぼりにしない程度に ちりばめてありますから、予備知識は要らないと思います。
黒コンドームは厚いものが多いのですが、こちらのはそれよりも多少薄い感じがしました。 とてもムードある色なので女性受けがよいです。
アクションでステージをクリアして行くゲーム。戦闘は敵がワラワラ出て来て無双っぽいが、周りが頻繁に攻撃してくるので緊急回避を上手く使わないとあっという間に体力が無くなる。キャラは固定の三人だが街中の鏡の前に立つ事で多少の容姿変更が可能。ムービーや会話シーンは中々リアルで雰囲気は凄い。吹き替えは無く英文に字幕のみ。ただ、楽しいゲームなんですがシステム全般が足を引っ張ってます。1(日本語がおかしくて理解出来ない事多々)、2(任意のセーブが出来ずチェックポイントでのオートのみ)、3(キャラ同士の装備品やスキル管理がスタートに戻ってキャラ選択から始めないと出来ない)等。ちなみに説明書は諸注意と操作だけの紙切れ…(公式から見れますがPDFなのでPS3から見れないし、そもそもネット環境無い人の事は考えているのでしょうか)。オンラインは進行状況に合わせた参加式なので人は多くないです(…お待ちしてます!)。ちなみに私事ですが、ヤ○ダ電機は入荷すらしてませんでしたしツ○ヤはほぼ定価でした。在庫があったらここで買った方がいいかと。ゲーム自体は楽しいのでシステム良ければ星4です。
待ちに待った第3作目のDVDです。イライジャ・ウッドが前作DVDのインタビューで述べていたように、3作目は1作目と2作目を足したよりも感動的でした。私を含め映画館に何度も足を運んだ人も多いのではないでしょうか。 原作ファンにとっても十二分に満足できる映画でした。むしろ原作以上に感動的だったシーンが幾つかありました。 1.ゴンドールの灯台にあかりが灯り、ローハンまで伝わるシーン 2.ローハン軍がペレンノールに到着し、セオデン王の檄の下突撃するシーン 3.サムがホビット庄の思い出を話した後にフロドをかついで滅びの山を登っていくシーン 4.フロドが目を覚まし仲間と再会するシーン 5.アラゴルンの戴冠式で皆がホビット達に敬礼するシーン 6.灰色港でフロドとガンダルフが仲間と別れるシーン 今回多くの方が指摘しているように、私もサムの名演技がとても光っていたと思います。付け加えるならセオデン王とエオウィンもです。原作以上に2人の愛情が表現されていて良かったように思います。 このDVD購入者はまだ楽しみが残されています。それはスペシャルエクステンディッド版を観ることです!ジャクソン監督、なんとアカデミー賞受賞後にSEE向けにワンカット撮っていると言うから気合いの入り方は半端ありません。楽しみです。 この3作品、単純な善と悪の戦争映画ではありません。全作品を通じて友情が様々な困難を克服する様子が描写されています。また映画の背後にはトールキンによって創られた壮大な歴史・神話がありこれが映画を支えています。個人的にはジャクソン監督に「シルマリルの物語」、「ホビットの冒険」ともに映画化して欲しいです。本作品、トールキンの偉大な想像力とジャクソン監督達スタッフの偉大な映像能力が結合された最高傑作です。
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