買って気づいたのですが79年にドラえもんがスタートしてからの藤子・F・不二雄原作のアニメ傑作選なのですね。 放映局が違い、制作会社も違うこれらの作品を「藤子・F・不二雄作品」として集め発売されたことは今後のDVD発売の弾みになってほしいものです。
数多くのハリウッド映画(監督)が日本のマンガの影響を少なからず受けている事実については今更ディズニーやタランティーノを引き合いに出すまでもないだろうが、この作品の主人公、少年・モジャ公・ドンモの組み合わせからルーク・R2・3POを容易に連想することができるし「アステロイド・ラリー」の回での航法のアイディアについては、多くの人がまんまスターウォーズの1シーンを思い出すに違いない。 また「恐竜の星」のプロットはまさにジュラシック・パークそのもの。 もちろん、古典的なスペース・オペラやSFについては相似性を語ることすら無意味なこととも言えるが、この作品が60年代後期に執筆されたことを考えればその先見性は賛嘆に値するし、その後の数多くのSF作品に何らかの影響を与えたと考えても間違ってはいないのではないだろうか。 いくつかのバージョンで出版されているが現在潤沢に入手できるのはコロコロ文庫版のみであろうか。 他に中公愛蔵版があるがコミックスであれば2~3巻となるものを一冊にまとめているしF先生による解説も収録しているのでコストパフォーマンスは決して低くはないと言えるだろう。 しかし全ての版において未だ未収録のエピソードがあることも知られている。 未収録のエピソードも収録した形での完全版出版を切に願う。
モジャ公は、すっかり記憶から消えていましたが、大人になって読み返すと、連載時に読んだシーンを思い出しました。 ライムスターの宇多丸氏も絶賛のモジャ公です。
漫画もアニメも知名度は低いですが、とても楽しめる内容でした。 Wikipediaに記載されていました、グロテスクな場面やシュールなものはあまり気になりませんでした。
断言しますが、僕はドラえもんよりモジャ公の方が断然好きです。
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