中居正広主演『白い影』や山崎豊子原作田宮二郎主演の『白い巨塔』、最近ではなんといっても佐藤秀峰のマンガ『ブラックジャックによろしく』そして、天才手塚治虫先生の『ブラックジャック』などなど、医師を描いたドラマ、映画、小説、マンガは多々あります。そこには、ブラックジャック・財前五郎・斉藤栄次郎・直江庸介と、綺羅星のごとく独特の味を持った主人公たちがいます。 僕は、ここに上げたどれもすごく好きですが、存在感(圧迫感?)という意味では、織田裕二さんの演じたドクター司馬が、最も印象に残っている。『踊る大捜査線』の青島役もそうだけど、本人が素で傲慢なのか(笑)?「ゆずらないこだわり」を演じさせると、織田さんは、一品です。それに輪をかけ石黒賢さん演じる石川先生との対立による際立ち方が見事だった。こういう実力にモノをいわせるヒールに対抗するヒューマニズムの役はよく設定されるのだけれども、大体が悪役を際立たせるだけの弱弱しい役柄なんです。が、この作品の対立は、鮮やかでした。いわゆる三谷幸喜脚本と言うこともあり、西村雅彦など脇役などの人間関係の絡みも見事でしたので、一層栄えました。まぁ伝説『白い巨塔』のオマージュでしょうけど。 織田裕二が演じる司馬江太郎は、B・Jの系譜に連なる天才的な外科手術の腕によってその他の傲慢な振る舞いを正当化してしまう主人公の典型ですね。あの悪役振りには、強烈な印象が残っています。 医療現場というのは、日常の『シゴト』であるにもかかわらず、倫理の最前線に携わる過酷な仕事です。見ている我々でもいつなんどき病院に担ぎ込まれるかわかりません。そういう意味では、興味深いですし、かつ日常的に倫理の最前線で戦う世界は、しんどいだろうけどドラマチックではありますよね。
三谷幸喜が好きなので、全巻持っている。 今回は、他では語られない彼の離婚の件などが書かれており、大変興味深かった。 次回も楽しみ。
人間性は最低の医師・司馬(織田)、しかし技術は最高。ワケありで部長(加賀)も司馬には強く言えない。そこへアメリカから石川(石黒)が着任。司馬とは正反対の性格で、ヒューマニズムの塊。当然のようにぶつかり合い、意見は相反し治療方針でも折り合わない。司馬の行動を告発し追放しようとする石川だが・・・。
ポジション的には『ザバダック』なんだと思いますよ。 日本のCM音楽やら『ドキュメンタリー番組』を仕掛けたりしているらしい二人組み。 う~~~~~~~~~~~~~~む、どうだろう。キタローにも勝ててないし、ヴァンゲリスにも勝ててないし、ヤニーにも勝ててないし、スザンヌチャーニにも勝ててもいない。こまったな~~~~ 『器用なのは』わかるけれどさ。『ヴァンゲリスは譜面読めないしさ』 つまりさ『お上品にまとまりすぎちゃっている』感じがつよすぎだな。 食っていくのはかなりたいへんだとはおもうけれどもさ『アメリカのCM音楽のレベルはもっとかなり高いよ』実際に。 今後の活躍に期待するためにエールを込めて星5つですね。 てたに器用すぎるのは『なにもできないのと同じなんだよね』 『決定打』となる曲がないようだね。 んぢゃ
「自分の狙いだったコメディ的な面があまり出なかった」と三谷氏本人がどこかで発言してたはずですが、そのことが結果的に貴重な異色作をもたらした。
放送作家時代の苦労や不信感や怒り、またその時期に得た自分の才能に対しての確信などが、かなりストレートに反映されているのではないかと勘ぐってしまいます。
「ゴダールのリア王」という映画のラストシーンに出てくるウディ・アレンはとても冷酷そうで怖かった。そして、あれが恐らくアレンの本質なのだと思う。このドラマは、三谷にとっての「ゴダールのリア王」だと思います。いや、「リア玉」か?(笑)
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