昨年は『パラドックス13』もとても面白く、相変わらず外れがほとんどない東野作品ですが、さらにこの作品がこのミスで再び1位になったということで、いやが上にも期待が高まりました。
が、なるほどこのミス投票者に受けそうな構成だなぁ、よくできてるなぁと思いながら読んでいたものの、加賀刑事もの(?)なら『どちらかが……』『私が……』などの方が当時の個人的嗜好からはまって読んでいた実体験もあったので、普通に楽しみつつ残り数ページまできたところ……やはり最後に東野さんらしいトドメがあり、さすが当代きってのエンターテイナー東野さんです。このミス1位も納得。
既にレビューでネタバレしていますが、まさかの加賀恭一郎シリーズ!
p17でのお決まりの名前の説明の部分を読んだとき、やられた!と思いました。
と同時に、胸が高鳴りました。
でも、なんか違和感というかなんというか、文章が流れないというか引っかかるというか…
読んでいて文章に引っかかりを感じて、本当に東野圭吾が書いたのか?と疑いながら読んでいました。
帯の「東野圭吾という名の謎。」という文句の真意も気になります。
これまでの加賀シリーズの装丁とも背の名前の位置が違うし…
でも、とにかく最後まで読ませるところはさすが東野圭吾なのか。
だんだんと恭さんに似てくる松宮の(刑事としての)成長ぶりがとても楽しかった。
この曲が主題歌に使用されているTBS系ドラマ日曜劇場「新参者」が東京の日本橋・人形町を舞台としている物語であるために、ジャケットも人形町のイメージ。 達郎さんが人形町を歩いて、そのイメージを曲にしたそうです。オーガニックな演奏で、盛り上がりそうで盛り上がらず、哀愁を漂わせている曲ですね。『ソノリエ』リリース後のシングルの中でいちばんすきです。
カップリングは、4枚目のアルバム『GO AHEAD! (ゴー・アヘッド! ) 』(1978年)収録曲の、2009年4月16日の中野サンプラザでのライヴ音源。もう取り壊されてしまったホールでの録音であれば、もっと貴重だったと思いますが、でも、中野サンプラザは、かつて平井堅いわく、「TATSURO YAMASHITAも認めるほど、音響のいい中野サンプラザ」らしいので、(ぼくも「中野サンプラザ」と聴くと、達郎さんが機嫌よく歌っている姿を想像するし、)ここの録音でもよかったと思います。間奏のソプラノ・サックスがとてもいいです。
総合すると、ブルーアイドソウルで、オーガニックな演奏の聴ける一枚です。
東野圭吾の名前を冠に付けて東野ブランドを全面に押し出したミステリードラマであったが、事前の話題性とは裏腹に視聴率的には一桁連発で苦戦となった木曜ドラマ。 まあ、東野原作と言っても、まだ売れてない頃の初期短編集である「犯人のいない殺人の夜」、「あやしい人々」にボツ作品集の「あの頃の誰か」という東野氏の著作のなかでもとりわけ知名度、人気がない原作を元にしているので、話がイマイチなのは致し方ないが、ミステリードラマとしては標準以上のクオリティを保っていたように思う。何故あそこまで数字が低かったのか謎だ。 以下、当時放送された各回を見ての簡単な感想である。
第1話:唐沢寿明→正統派のミステリーらしい仕上がり。面白い。 第2話:坂口憲二→1話目と並ぶ正統派ミステリーらしい展開 プロット的には一番傑作 第3話:松下奈緒→捻りもなく終わってしまった印象 凡作 第4話:観月ありさ→エドワードノートンの「真実の行方」と同じネタだが、本作の原作の方が先 第5話:反町隆史→やや展開が強引 凡作 第6話:長澤まさみ→原作をほぼ無視した問題作 原作にないしょーもないギャグが賛否両論 第7話:戸田恵梨香→正統派サイコホラーっぽい陰惨な話 戸田が熱演 第8話:三浦春馬→純粋青春学園ものテイストでシリーズ中では異色の雰囲気。映像の雰囲気が良い。ヒロインの波瑠が良い。 第9話:広末涼子→2時間サスペンスみたいな安っぽい展開が逆に良い。 第10話:篠原涼子→原作からしてパっとしなかったからなあ 第11話:鈴木京香→原作がよく出来ていたので本作もそれなり
中井貴一のナビゲーションパートは各エピソードに絡んだネタを毎回仕込んでいたが、落ち的には平凡。
実はまだ観てないのですが、長澤まさみの演技にハズレなし! そろそろ観ないと(^^;;
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