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この作品は原作をかなり再現をしています。つまりは、原作への愛があります。
 
 ラノベのコミカライズ作品はいつだって不安定なものが多い。
 原作に対し、明らかに力量が追いついていない作品が多い
 いやいや、ここカットしちゃうの!?といった展開も多々ある。
 
 しかし、この作品は原作の重要な点を全て抑え、
 なおかつ、赤城家の小晴のように原作でキャラデザインのない人物も描かれていて、
 原作ファンは一読する価値はあると思います。。
 
 あまりの原作再現に、雰囲気までに通っており、野村美月さん独特の優しい読み味もあります。
 
 原作1巻は漫画では全三巻になるようなので、原作ファンは是非、現在発売中の2巻と今後発売となる3巻を買うといいと思います。
 
 
   
久しぶりに書棚から発掘したので、思わずレビュりました。アイドルとしては、異例!?のライブアルバム。CoCoと対比するとやはり同じグループアイドル出身といっても、ribbonはかなりアーティスティックな印象がありましたね。
 
 この収録は93年らしく、解散(というか自然消滅!?)前の、末期の公演らしく、全体的にはタイトルとおり、かなりロックテイスト溢れています。野村よっちゃんがプロデュースしていたそうですね。今は、浜崎あゆみなどのギタリストとして有名ですが、その試金石と見る事もできます。
 
 ということで、モロ重厚なロックライブになっています。ギターも思いっきりディストーションを絡めて、ドラムもパンチがあります。ほとんどの曲でオリジナルとはかなり変化を加えたアレンジとなっていて、全く違う曲のようにさえ聴こえます。そこがまた新鮮でお得感があります。
 
 録音状態がとても素晴らしいので、各楽器の輪郭がくっきりしているし、3人のボーカルも明確。そして、ribbonの歌唱力って、意外とあったんだなと実感もできます。名曲virgin snowで彼女らのハーモニーの美しさは定評がありましたが、各一人一人の歌唱力も安定感があります。要所要所で、ファンの掛け声が入っているのもポイントです(笑)。しかし、演奏に支障が無い程度の音量なので、ミキシングや集音の上手さも感じます。
 
 よっちゃんのプレイだと思いますが、ギターバッキングもさることながら、要所要所のギターソロも秀逸で、さすがだなと思います。
 
 アイドルのライブ盤というだけで、非常にレアですが、斬新なアプローチ、編曲なので、アイドル史を探求したい人たちには、抑えておきたいアイテムです。
 
 
   
原作再現に定評があるこの作品。野村美月原作の独特な読感を味わせてくれます。
 
 今回は原作のツンデレ乙女なヒロインの式部帆夏が表紙です。
 原作では一度も単独で表紙登場の無い(限定版のキャラ集合表紙のみ)が、
 コミックでは表紙になっています。
 
 それも、そのはず、今後全編通して、
 「サブ」ヒロインとして「大」活躍する彼女が
 主人公に惹かれるシーンが存分に描かれたのがこの巻だからです。
 
 彼女の魅力の詰まったこの一冊。
 ツンデレで、クールな外見の彼女の
 乙女で可愛い表情を、原作ファンにはぜひ見て欲しい
 
 原作の文章からにじみ出ていたあの可愛さが、
 秀逸にコミカライズしています!
 
 
   
 原作のファンなので、春を買い、それが良かったので、夏も買いました。
 春はとてもかわいらしい絵で原作に忠実に進みます。しかし夏はだいぶ印象が違います。少女漫画のような繊細な絵です。ストーリーも春とは異なり(もちろん原作通りです)少々重くシリアスです。
 春のようなものを期待していた方は、多少がっかりすると思います。
 しかし、この夏があるからこそ、秋があるのです。
 
 
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