悪くはなかったが、やはり声が全員合っているとは言い難い。 プロの声優が演じているのだからとても上手いがなんとなく 本編と違う物語にも聞こえてしまう。 個人的には千代と殿の声が1番違和感がなかった。 内容はとてもほのぼの。 しかしそこが高尾先生らしい作品と言えるだろう。 聞いていて疲れないところが素晴らしい。 ただこの作品の場合先が読めてしまうかも。。。。 原作ファンなら気になるCDだろうが、原作のイメージを壊したくない のであれば、本を読むだけにしておいた方が良いかもしれない。 さんざん辛口で書いておいてなんだが自分は楽しめた。 この作品の良し悪しは、聞く側の声優の好みだと思う。
1、2巻そろって読了しました。 本屋で惹かれるままに手にとったタイミングは本当に僥倖でした。(こちらで大絶賛されていたことも予備知識にあって背中を押されていたのですが^^) 1巻の序盤から2巻の最後のページをめくり終わるまで、高揚したまま気持ちが落ちることなく夢中で読み続けることに幸せで仕方がなかったです。
2巻は列車内での惨事の真相に当事者の主人公の麻里子が傷つきながらも、持ち前の気丈さで振る舞うおてんばさに列車の乗客の男性陣は翻弄されっぱなしです。 逆に彼女の傷心を労わる女性陣の温かさに、麻里子のささくれだった心が解けていく様子の相反さは見栄えがあり、 物語の運びも含めて作者の手腕をヒシヒシ感じます。
「俊さまはばかよ。言ってくれたらずっとよかった。私なんだってできたのに」
事件の真相を聞かされた麻里子が、手で泣き顔を隠しながら必死に漏らした「想い」 (恋することは叶わなかったけれど、俊の勝手を承知で麻里子に託す「想い」にも胸を打たれました。) 自分の気持ちより相手を優先している為に生まれた本音は、何よりも大切だと幼い頃から信じてきた相手だから、 その想いは痛いくらいに伝わり感情移入せずにはいられませんでした。 そんな彼女だから、麻里子と出会った人達は誰もが彼女に優しくしてあげたくなるのかも知れませんね。皆麻里子が大好きです。 事件も解明できて舞台はパリへと新天地を迎えます。視界いっぱいに広がるパリの町並み、賑わいに目を奪われる臨場感ある描写は圧巻です。 くつろいでいるのも束の間、山あり谷あり麻里子の受難は新たに幕開けされました。 どんな状況でも不屈の精神で邁進していく彼女は清々しく輝やいています。 (堪忍袋が切れた麻里子の「ギロチン」は爆笑しました。突っ切っています) オレ様気質でどこか憎めないニーラムとの夫婦漫才のような関係も順調で頬が緩んで締りのない顔で読んでいます(笑)
高尾滋さんは漫画家としてストーリーテラーとしても優れているとは聞き及んでいましたが、 今まで知らなかったことをこの魅力を知らずにいたことを、土下座して謝罪したいくらい(笑)幸せなひとときを過ごせました。 3巻も間違いなく購入します。
当時、花とゆめを買っていた時は理解力が足りずパラ読み程度でした。でも近年では無性にあれはどんな物語だったか?と気になっていた所に文庫化!ありがとうございます!当時は分からなかった感情、悲しみ、苦しさ、葛藤、切なさ、愛情、ぶわっと伝わってきます。良い作品です。
咲十子もふうまも声があっていて聞いていると顔がにやけてくる位です。イメージが崩れる事もナイです。ふうまの一途な想いが伝わってきます。この2人だけでなくて、みんなでてきています。一姫のお話もあるので、一姫が好きな人にもオススメです。ただ、大好きなこのお話で私が星の数を4つにしたのは、ふうまと咲十子のからみ(?)は少しはあるものの、もう少しあってもイイかなと思ったからです。それでもオススメなので是非聴いてみてくださいv
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