元々ゲーム自体がかなり確率に左右される要素を含み、確実となる攻略が見つけづらいため 止むを得ないとは思いますが、この本を読めば簡単にコンプリート狙えるという物でも有りません。
システムの仕組み、攻略のための具体的に数値化された確率類、条件等の情報は揃っていますが、 それらを元に自分なりに攻略の筋道を立て、実際に応じてアレンジする必要が有ります。 ネットで攻略情報を探るよりは具体的な情報を得られますが、推測情報か数値化された情報かの差で、 ガセネタに踊らされるリスクが減るという程度のものです。 いや、これは運要素も絡むゲームの仕組み上どうしようもないと思われます。
一応、イベント発生条件や獲得CGとの繋がりはCG画像自体も含めて紹介されているので、 実際に攻略せずとも絵柄は見られます。ただ、各イベントに関してはタイトルだけで、 内容までは紹介されてませんから、どんな話が展開されるかは実際にゲームで見てみるしかない、と。
そのほか完成できるゲームに関してもバグによる変質も含めて個々の攻略が載ってますので、 一応ゲーム攻略の為の情報は出揃っている感じです。とはいえ、いささか詰め込みすぎというか、 かなり窮屈で見づらいです。いや、むしろこの情報量を良くこのページ数に収めたというべきか。
いずれにせよ、今回の“公式ファンブック”は攻略情報に終始し、 “〜約束公式ファンブック”に比べると、どうしても食い足りない気になってしまいます。 とはいえ、ここ(角川)以外からゲーム攻略に関して出す許諾が降りるとも考えづらいですし、 ゲームコンプ目指すなら入手しておいた方が良いと思います。
ただ、今回のはゲームを目的としない人には余り面白いものでもないような気がします。 ホント悪くはないんだけど、“〜約束”のファンブックに比べてしまうと、普通の攻略本です。
ハルヒだから。キャラゲーで気楽なつもりでやろう。 そんな理由で買いましたが、失敗でした。私はけっこうギャルゲーをやる人種ですが、かなり面倒い部類に入ると感じました。ギャルゲーではなく、数値の管理をしつつクリアを目指すゲームで、そのついでに登場人物との会話がある、という印象です。プレイ時間が長く、真エンドを迎えるにはRPGなみのプレイ時間がかかります。 攻略本は買わないとかなりきついです。ゲームのために独自のメモや計算を書きためるような人以外は攻略本を買うべきでしょう。 また苦労してイベントを起こしても、アマガミのようにシーン再生モードがなく、CGが記録されるだけなので、気に入ったシーンを繰り返し見たい場合はセーブデータを細かくわけておかなくてはいけません。イベントそのものはけっこう萌えましたがこれはちょっと不満でした。 まとめますと、『とってもハルヒのファンだし、時間もあるから何十時間かかっても攻略本熟読してクリアする』『そこそこファンなだけどスパロボを繰り返しクリアしても全然苦痛じゃない』。こういう人向けです。私は最近はアクションやノベルゲームばかりやってたのでかなり面倒いと感じました。
どうせ原作付きゲームにありがちな軟派なキャラゲーと侮っていたのだが、実際やるとハードな内容に面食らった。
ハルヒ嬢が押し付けてくるスケジュールに手を加えてゲーム完成を目指すのだが、これがなかなか大変。 最初はドクロマークを回避して、「!」や「♪」をつけていけばそれなりのゲームが出来る。 しかし、何周かして特定のジャンルのゲーム完成を目指すようになると、適当では難しい。 ループに嵌って抜けられないキョンの大変さを実感できる。
私などはコンシューマとしては久々に、メモ帳を開きエクセルを立ち上げスケジュール構成を考え始めた。 攻略法が出回ってしまえば無駄になる作業だが、楽しんでやっているので問題ない。
ゲーム攻略に真面目に取り組むとハードな部類に属すると思われるが、特定のキャラクターとのイベントを楽しむだけなら難しくは無い。 貴方がもし、ハルヒ・みくる・長門・古泉のいずれかにご執心ならばオススメである。 キョン視点ではあるが、十分にキャラクターの魅力を楽しむ事が出来ると思われる。是非たくさんやる気を貰って悶えていただきたい。 キャラゲーとしては悪くない。
ゲーム全体としては、テンポが悪いのが悔やまれる。 就寝から翌日の登校にかけてはもっとサクサク進めるようにして欲しかった。
攻略サイトは自分が書き込むことができます。 自分でも、調べたことは、何点か攻略サイトに書き込ませていただきました。
それに対して、この「公式ファンブック(Official fan book」は、涼宮ハルヒのファンのための本です。 ファンなら、欲しくなる本というのがこの「公式ファンブック」です。 涼宮ハルヒ、キョン、朝比奈ミクル、長門有希、小泉一樹までが見開き。 鶴屋さん、シャミセンが1頁。 谷口、国木田、喜緑江美里、コンピ研(コンピュータ研のこと)、朝比奈ミクル(大)(大人になった朝比奈ミクルのこと)、少女ハルヒ(子供時代の涼宮ハルヒのこと)は半ページ。 ここまでが巻頭にあります。
最後の方で、ファンの書いたイラストが4ページに渡って紹介されています。 最後に、原作チェックとして、9冊の小説と8つのDVD(アメリカ発売版はより少ないDVD数に全部収まっています。)を原作チェックとして紹介しています。 #ファンなら、コミックを原作に入れていないことに着目して欲しい。
内容が薄いか、濃いか。値段が高いか、安いかは、ファンの濃度によるかもしれません。 涼宮ハルヒのファンならぜひ1冊揃えるものではないでしょうか。 Fan(ファン)とは、楽しむという意味ですから、楽しまないのはファンではありません。
p.s.(後書き、post script) 涼宮ハルヒのファンではないゲームが好きな人には、この本はお勧めしません。 ゲーム攻略本というタイトルではないことからもおわかりいただけると思います。
SOS団に作業を割り振ったりコミュニケーションをとってゲームを完成させていくのが目的です。 プレイヤーの選択によって、バグだらけのゲームになったり完成度が高いゲームになったりします。 このシステムはすごく面白いです。
だけど、単調な作業の繰り返しになるので、繰り返しプレイしていると飽きてきて面倒に感じるのが難点です。
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