楽しかった
「天使」をキーワードに、主人公クラビス(デフォルト名。変更可)とヒロイン達の物語が展開されていきます。 キャラデザインはイラストレーターの成瀬ちさとさん。どのキャラクターにも、明るく、そして悲しい表情がありますが、持ち前の温かいタッチでそれらを見事に表現しています。シナリオや、キャラクターボイスも、とても名の売れた方々が手がけていて、その豪華さには圧倒されるほどです。 シナリオには、シリアス・コミカルな要素がたくさん盛り込まれているので、普通のアドベンチャーゲームとしても十分楽しめますが、このゲームの大きな特徴として、キーボードを"フォルテール"という楽器に見立て、曲に合わせて"演奏"をおこなうというモードがあります。キーボードの8つのキーを使うので、「タッチタイピング」を覚えるための基礎練習をすることも可能です(上級者は、30個のキーを使う"HARDモード"でもプレイできます)。曲も、いわゆる"癒し系"のものが多く、聴いているだけでも十分楽しめます。 色々と優れた要素が多いゲームですが、あえて残念なことを挙げるならば、物語の"カギ"である「天使の羽」というものについての説明・解釈が、非常に曖昧で理解しづらいということでしょうか。また、イベントの数も少なめです。そして、1人のヒロインを攻略しようとする場合、他のヒロインを"放っておく"ような展開になってしまうのも、少々納得のいかないところではあります。 それでも、総合的に見てみれば決して、買って損をするようなことは無いと思いますよ。
ストーリーと音楽、これらはとても良かった。
ヒロインは4人いますが、実質メインヒロインのラスティが大半を占めているといってもいいぐらい、出番の数が違います。 他のキャラルートも悪くはなかったんですがね。 ちなみにラスティは12歳という設定です。非R-18ならではということなんでしょうね。
また、音楽ゲームでもあります。 難易度は低め。スキップできますが、練習すればすぐに弾きこなせるレベルです。 とてもいい曲が揃っているので、「上手に」より「楽しんで」弾くのがいいでしょう。
ただ、多分大半の人が思うことですが、ユーザインタフェースは最悪です。 目当てのヒロインルートに入るためには、街にある特定の場所に行き来する必要がありますが、 その移動をいちいち自分で行う必要があります。しかも遅い。 これさえなければ5点だったんですが…。
見所なのは、雑誌掲載の1枚絵を1ページフルに使って見せてくれるので、他のムックとは絵の存在感が違うところですね そしてそのほとんどがメインヒロインであるラスティなので、ラスティ好きな方には強くオススメ!! あと各キャラの設定画なども5~6ページくらい使っていて、CGでは表せない表情が見れて良い感じです (ゲーム中のイラストも小さいですが全キャラ分あります) 構成:完全なイラスト&設定画集(攻略情報などはなし、小説はエニックスから出ているノベルズからのシーン抜粋です)
このCDは「AS~エンジェリックセレナーデ~」のBGMとゲーム中に出てくる歌が入っています。ゲームをやったことのある人もない人もオススメです。小説もありますがすごくキャラクターとBGMが合っていて感動です。オススメは歌はゼンブで(笑)BGMはステファのテーマが特にいいです。「AS」を知っているなら必携です。
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