このくらいの(80年代半ば)色んなアーティストのライヴ映像を所有してますが、画像レベルとしては、こんなもんです。
肝心なのは、いくら現代になり音が良くなっても画像が良くなっても、イングヴェイが、ぶよぶよなギタリストでは冷めます(ロック・ギタリストはスマートでいてもらいたいという憧れや夢がありますから)
その点、この年代のイングヴェイは、かっこいいし演奏は神がかっていました。
特に、Black Star、Far beyond the Sun のギターは、とても真似できる代物ではありません。
イングヴェイは好き嫌いが非常に別れるギタリストなので、誰にでもお勧めという訳ではありませんが一見の価値は間違いなくあります。
愚痴や不満程度は書いてありますが、過去のメンバーへの悪口や唯我独尊な迷言などを期待して買ってはいけません。 数十年間、幾度と無く質問されてきたであろうギターを始めたきっかけ、ネオクラシカルスタイルのギターのアプローチはどう生まれたか、スウェーデンの国民性が合わなくて周りが用意した通るべき道をひたすら避けギターを弾き続けていたという事が前半に、 中盤では悪徳マネージャーに騙されていたという事と、ツアー中での出来事で、グラハム・ボネットからジョー・リン・ターナーまでのボーカリストとヨハンソン兄弟の話、他にマルセル・ヤコブとの関係が少し書かれていますが他の人達はほぼ話題には上がりません。 後半には、憧れの人には神秘性を保っていて欲しいとイングヴェイ自身は考えているようなので必要以上のプライベートを明かすような話はありませんが家族の事や自分を取り巻く音楽業界の話、酒を断ち精神がクリアになり感謝を心に持ちながら生活が出来るようになったというような事が書かれています。 SPELLBOUND発表後のBURRN!等のインタビューで若い頃に戻ったような感じがするという話をしてたのはこの後半部での事だな。と解ります。 そして日本に対しては思い入れがあるよう何度か話に出てきます。 少し笑えたのは今のイングヴェイのウェーブヘアーの秘密です。 全体的にミスの少ない翻訳(原文は読んだことありませんが)ですが、おそらく"南アメリカ"で有るはずの所が"南アフリカ"と間違っている所があります。
~これをリアルタイムで聴いていた俺は何と幸せだったのだろう。 あれから20年以上経つが、今だに聴いている一枚である。ロックの世界で、これを凌ぐギターアルバムは今後もしばらくないのではないか!それくらい素晴らしいアートである。 これからギターを始める人にはかなり刺激が強いが、勇気を持って聴くべきだ。 本物のロックが、超一流のギターが~~どういうものか必ず理解出来るはずである。 好き嫌いがはっきりわかるタイプのアーティストだが、なんてことはない、彼を毛嫌いする人の殆どはやきもちである。~
楽曲良し、パフォーマンス良しの文句なしの名盤です。賛否両論はあるのでしょうけど、お互いの良い面が出ている作品だと思います。ケチのつけようはあるでしょうけど、モデルとなるような、他のこうしたコラボの名作もあまりありませんからね。
ただ、私はいまだに、アナログLPで聴いてます。作品自体が素晴らしいので、長く聴こうとCDを買いましたが、何か違う。こうしたことは、昔の作品では、よくあります。
本作品は、いわゆる教則ビデオとは違って「ギターパフォーマンス解説ビデオ」と銘打った作品。 当然、付属のブックレットにはこのビデオの為の書き下ろし曲であるArpeggios from hell(これがムズイ!)以外のスコアは掲載されておらず 他には主な基本フレーズのタブ譜が15ページ程載ってるのみです。 改めてイングヴェイが一人、弾き続けているのをずっと見ていると凄すぎて感嘆の溜息が出てきます。 そしてラストにはあの金字塔ナンバーがッ!! ライブ同様、アドリブ連発ですが(笑)6分近くあるこんな難解な曲をスルーで弾ききってしまう彼はやっぱり凄い! あと、今から買おうと思ってる方にはマルチアングル(2曲だけだけど)のきくDVDの方をお奨めします。
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