お父さんはダース・ヴェイダーという黒マスクに黒マントと全身黒づくめの巨漢の男。 そして息子のルーク・スカイウォーカーはまだ4歳の男の子。わがままで、甘えん坊。世の中の見るもの聞くものすべてについて<なぜ>と<何>を問いかけないではいられない、好奇心旺盛な少年です。彼の質問のすべてに付き合っていると、お父さんもヘトヘトになってしまいます。 そんな父子の銀河の果てでの暮らしぶりを描いたマンガ本です。
映画『スター・ウォーズ』ファンの心理をくすぐる絵がいたるところにあります。 ケガをした小さな右腕を差し出すルークに絆創膏を貼ってやろうとするダース・ヴェイダー。『帝国の逆襲』で息子の腕を切り落としたのはその父親だったはず。 幼いハン・ソロと遊ぶのを禁じるダース・ヴェイダーの姿には思わず微苦笑が漏れます。ハン・ソロとの将来の対峙を思えば妙に納得してしまうところです。
そんなほほえましい父子関係も、『スター・ウォーズ』の世界では実は存在しなかったお話です。なにしろ幼いルークは物心もつかない年齢で、養父母との暮らしを始めてしまったのですから。 つまりこの本に描かれている父子の時間は、世が平和であれば確実に存在したはずの、愛おしい時間なのです。 政治と陰謀の世界を生きざるをえなかったスカイウォーカー親子の悲しい物語を思い浮かべながら読むからこそ、心に迫って来るものがあります。 温もり溢れる筆致のイラストでありながら、胸にしみ入る悲劇として読んでしまう。そんな不思議な一冊です。
『あの頃』『ある晴れた日に』など軽快な曲調の曲もあり、城之内ミサ本来の持ち味が遺憾なく発揮されているといっていいだろう。
彼女の場合、芸術性の高い楽曲も多く、それらも勿論得難い個性の賜物ではあるが、たまにはこういう、軽やかな曲を聴くとホッとするものがある。
人生にはいろんなことが起こります。そんなとある事件後、父親になる自信を失い。子供にどう接したらいいのかわからなくなっていました。 そこで、この本に出会い。すぐ購入。内容も読みやすく、一気に読み終えてしまいました。もちろん★5つです。 これからの子供達との関わりの中で、失った父性を取り戻すために、努力していこうと決意しました。決していい父親にはなれないかもしれませんが、そうなるよう努力します。
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