魔法のマコちゃんは人魚姫です。大人っぽいけどてかわいいです。 原作は確か辻真先さん。(浦野というペンネームです。) 小学生向けというよりは、少し年齢の高い中学生向けでしょうか?
人魚でありながら、人間界に来てしまったマコの恋愛・別れを見事に再現したラストに涙します!! 今更ながら、アニメである事すら忘れてしまう程の掛け合いとシリアスな演出は当時の少女の心を奪った上に、少年のハートも掴んでしまいました!! 当時、御覧になった人は懐かしを堪能して涙してください。また初めて御覧になる人は、違う意味で感動出来る事違いありません!!
※テレビシリーズ全48話までの後半(最終話)までですが、古いアニメであるこそ、既発売中の『巨人の星』のようにブルーレイ化して欲しかった商品でした。 ★1つ減点の理由としては、ブルーレイ化にならなかったためです。
まあ、全部「東映の作品」ですけど、相当な年季の人でないと聞いたことのない作品も混じっているかな、と思います。でも、まあ聞いてみたいことは聞いてみたいですね。
「東映魔女っ子の全部」でなかった分、この点数なのですけどね。 1.「魔女っ子チックル」(昭和53年3月〜昭和54年1月、原作:永井豪)がなかったのですが、元のゲームにもいませんでしたか?OPが作品名と同じ題(by堀江美都子)、EDは「チックルチーコのチャチャチャ(by堀江美都子)」です。 2.「魔法使いサリー」と「アッコちゃん」の場合、リメーク版のED曲も収録して欲しかったですね。具体的には「Don't You…?(by堀江美都子)」「不思議なサリー(by朝川ひろこ)」「リトルプリンセス(by朝川ひろこ)」の3曲です。
大ヒットアニメの「魔法使いサリー」がアニメ界を賑わせてた頃、新たにテレビ朝日が始動した魔法少女アニメがついにベールを脱ぎました!! これぞ正統派魔法アニメの決定版として、現在でも根強い人気を誇っているのも事実です。
主演のマコちゃんの声を当時フジテレビアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の紅一点G3号こと白鳥のジュンでも有名だった杉山佳寿子さんを起用するなど話題も豊富でした!!
画質は少し古いですが、しっかりとした脚本と素晴らしいストーリーが、あなたを魔法の世界へと引き寄せます。 これぞ元祖「魔法少女」の原点とも言える名作をじっくりと鑑賞し懐かしさを感じる事必至です!!
※またアニソン界の女王こと堀江美都子さんが歌った主題歌も大ヒットしました!!
昭和のテレビ黄金時代(昭和40〜50年代:まだ各家庭にテレビが一台の頃に家族そろってみんながテレビを見ていた時代)に数多くのアニメ、ドラマの主題歌・劇伴(BGM)を量産し、昭和のお茶の間を魅了した偉大なる作曲家・渡辺岳夫!
・ 「血を汗流せ 涙をふくな 行け行け飛雄馬 どんと行け」『巨人の星』
・ 「おしえて おじいさん おしえて おじいさん おしえて アルムのもみの木よ」『アルプスの少女ハイジ』
・ 「イヤよ イヤよ イヤよ 見つめちゃイヤー ハニーフラッシュ!」『キューティーハニー』
・ 「わらって わらって わらってキャンディ なきべそなんて サヨナラ ね キャンディキャンディ」『キャンディ・キャンディ』
・ 「これでいいのだ これでいいのだ ボンボン バカボン バカボンボン」『天才バカボン』
・ 「正義の怒りを ぶつけろ ガンダム 機動戦士 ガンダム ガンダム」『機動戦士ガンダム』
幼少期の頃、アニメの再放送を見ていた私にとって“渡辺岳夫”氏はまさに特別な存在でした。上記に挙げた曲に代表されるようにその曲を聴くと不思議と今でも幼少期の頃が思い出され、懐かしいあの頃に戻れる(もしくは童心に返れる)氏の曲は、自分にとってはまさに神曲ともいえる魂の奥底に棲み付いた素晴らしい名曲である。
氏が亡くなられて(1989・6・2逝去、享年56歳)、20年の歳月が流れる中、今回偶然本書を知って驚き、思わず手にした次第です(注:まさか3年前に出版されていたとはつい最近まで知りませんでした)。 失礼ながら世間的な知名度ではあまり知られていない氏であるが、氏から生み出された作品は日本中の誰もが知っている名曲揃いであるにもかかわらず、亡くなられた当時の訃報を見ても扱いが小さく(注:関西放送で追悼番組『渡辺岳夫の世界』を放送された事が唯一メディアで取り上げられた事くらい)、これほど氏の作品が知られているにもかかわらず、作者本人があまり知られていないというのは残念に思えてならない。久石譲氏やもしくは宮崎駿氏と同じようにもっと作者本人の知名度が世間に浸透していてもおかしくないくらい遺された作品の功績は大きいと思う。 その意味でも今回初めて作者本人の人物像をクローズアップした書籍が刊行された事は氏のファンにとっても氏の事を知らなかった人にとっても後世の人が研究する資料としても大変貴重な一冊ともいえる。
私的には、傑作名曲アニメソングについて堀江美都子『キャンディ・キャンディ』、前川陽子『キューティーハニー』『魔女っ子メグちゃん』、大杉久美子『アタックNo.1』『アルプスの少女ハイジ』のアニメソングの三大女王ともいえる三氏による名曲秘話のインタビューを拝読できただけでも嬉しいかぎりである。三氏のインタビューを通して共通する事は、決して妥協せずに一曲のワンフレーズひとつをとってもこだわりを持っていた事がよくわかり(『キャンディ・キャンディ』の「ネッ」や『キューティーハニー』の「変わるわよ」、『アタックNo.1』の「涙が出ちゃう?」の一言に何度もリテイクを出す挿話は必見!)、だからこそ現在でも私たちの心に残る名曲になっているのだろう。
他にも名曲『アルプスの少女ハイジ』の作曲挿話についても当時としては異例のスイスでの現地取材を行った事や日本では馴染みのなかったヨーデル(主題歌)やカウベルやアルプスの自然音(効果音)を取り入れるなど本物志向にこだわったあくなき追求心には敬服するかぎりであり、『ハイジ』というと演出を担当した宮崎駿氏を基に名作アニメとして語られがちだが、実は渡辺氏の作曲も『ハイジ』の世界観を語るには大変不可欠であり、あの名曲がなかったならば『ハイジ』がこれほど現在にまで愛される作品となっていただろうか?それを考えると宮崎氏と同様にもっと評価されるべきであるという事を理解して頂けると思う。
これを機に渡辺岳夫氏の功績がメディアを通してもっと世間に知ってもらいたいし、もっともっと評価をされてほしい!これはファンにとっても切実な願いである。 最後に本書を手掛けた執筆陣の方々には敬意を表したい。できれば渡辺氏と並ぶもう一方の雄である作曲家・菊池俊輔氏の本も刊行する事をお願いします。
余談ですが、アニメソングでは主題歌(OP)に注目されがちだが、実はエンディング曲(ED)も名曲が多く、「夜霧のハニー」(キューティーハニー)、「ひとりぼっちのメグ」(魔女っ子メグちゃん)、「元祖天才バカボンの春」(元祖天才バカボン)、「あしたがすき」(キャンディ・キャンディ)、「おいでラスカル」(あらいぐまラスカル)、「よみがえれ飛雄馬」(新巨人の星)、「永遠にアムロ」(機動戦士ガンダム)、劇伴「母を知らぬ大五郎 M-2」(子連れ狼)、は是非とも聞いて頂きたい!
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