これまでコンサートでしか聴く事の出来なかった大詰め曲を選りすぐり、一層深みを増した声音が聴き手の心を揺さぶります。怒涛の感動が押し寄せた後、じんわりと温かいモノが込み上げてきました。勿論、生の声音・臨場感には及びませんが、これまでのどの作品より生き生きとした「布施明」を感じます。丁寧で細やかで思い切りのよい歌唱からは、歌う事が楽しくて仕方がない子供みたいな純粋さと、決して妥協しないプロ歌手の心意気がひしひしと伝わってきます。繰り返し何度も聴いてしまい、何度聴いてもドキドキします。難しい解釈はさておいて、とにかく聴いてみましょうよ!
フェイ・ウォンのファンだったから見だしたのですが、すごく面白かったです! コメディっぽいノリなのに、時々胸が苦しくなるようなシーンもあったり、 イライラしたり・・・ストーリーとしてもすごく良いと思いました。 なにより中井貴一とフェイの掛け合いが良いです、笑えます(笑) フェイの歌うウソコイ主題歌の「セパレイトウェイズ」も良いですよ~。
布施明さんのファンです。タイトルから1965年から2009年と最新版です。 どの曲も歌いこんであり感動しました。 ベスト版もいろいろ発売されていますが今回も購入しました。
まず、このドラマの素晴らしいところは、フィクションであって、決してフィクションではない、出演者自身の成長・努力とリンクしている所だ。このドラマは演技力だけでは成り立たず、出演者自身がシンクロをマスターして始めて成り立つ。そこがこのドラマの最大のキモであり、観るもの全てを魅了する強さである。もちろん、ストーリー自体も面白い。男の友情とシンクロ、という2本の柱があり、その2大柱を引き立て、スパイスを与える教師や女生徒、彼らの家族・・・。また、出演者の豪華さも素晴らしい。放映当時は、「豪華キャスト」という見方をしていなかったであろう視聴者も多かったと思うし、現在も彼らを豪華俳優陣、とは言えない人もいるだろう。が、山田孝之、森山未来を筆頭に、彼らは間違いなくこれからの日本のドラマ・映画界をしょって立つ 大物になるだろう。また、彼らがそうなった時、数年後、数十年後に、彼らの原点ともいえるであろうこのDVDを持っていることは、かなり貴重なのではないか?映画も含めたウォーターボーイズシリーズの中で、私個人はこの2003年ドラマ版が最も面白く、感動できた。誰もがかつては持っていたが、年を重ねるごとに失ってしまったもの・・。掛け値なしの熱さ、努力・・・。そういう「青春」がいっぱい詰まったこのDVDは、一家に1枚(1BOX?)あっても損はないはずだ。ドラマは音楽のように毎日毎日視聴することはないが、1年に1回でもこれを観ると、元気が沸いてくる。そう、くじけそうになった時、周りに流されそうになった時、また、すでに流されてしまって版で押したような生活を強いられてしまった人にとっても、このDVDBOXはあなたの特効薬になること間違いない。
手のひらほどの倖せ…なんとつつましやかな言葉でしょう。ぜいたく三昧、飽くことを知らない風潮の横行する現代、父母に早世された兄弟が他人の温情に涙する物語です。おじちゃんに倖せ柿、おばちゃんに倖せむすびをもらって感激。両手にもらった愛のプレゼント、その一つを食べて空いた片手で涙も拭けるようになる。親代わりとしてめんどうを見てくれた、優しいたった一人の兄ちゃんにも若死されてしまう。主人公の「私」は不幸な中にもささやかな愛に包まれて生きることの倖せをしみじみと感じて生きる物語です。 歌手布施明の身の上話ではないようですが、こんな童話を還暦近くなって創られるのですから、それは心底優しい心根の方であると、感銘深く読ませていただきました。「シクラメンのかほり」のようなしっとりと情緒に富んだメルヘンだと思います。雄々しく逞しいのもいいですが、今繊細な神経の通うヒューマンな物語が影を潜ませている気がしてなりません。 ここでの【手のひら】でつかんだ柿とかむすびというのは、日本のふる里の郷愁を感じさせる【ささやかな、この上ない倖せの象徴】であるにちがいありません。
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