預言者ムハンメドがどのように掲示をうけたのか、どのようにイスラム教は広がっていったのかを知る上でとても分かりやすいDVDでした。
宗教の内容的なものも解説があり、中近東イスラム教支持者から「お奨め」とされていると言う点にも納得しました。
イスラム教では預言者:ムハンメドの顔を描くことはタブーとされています。この映画でも預言者の顔は一切でできません。むしろ、預言者の目として物語が展開していくといった想定です。
歴史的な色々な背景も面白く、興味深い1本でした。
この音楽は各シーンに実に素晴らしくマッチしている。
この映画において、兵士の心情を伝えるための音楽として、自然に、
そして衝撃的に耳に入ってくる。
監督サム・メンデスと作曲家トーマス・ニューマンの息が合っているからこそなのではないだろうか。
戦場の兵士たちの不安と恐怖という内面を見事に表現したものであると言える。
ちなみにトーマス・ニューマンは、3作続けてメンデス映画の音楽を担当しており、アカデミー賞に7回ノミネートされている。
中東のドバイと聞くとはるかかなたというイメージであるが、この本を見ていると身近に感じる。エアライン投票でも上位を占めるエミレーツ航空にも関心が持てる。さらにオイルダラーで建設されたラグジュアリーな5星ホテル・一味違ったラクダでの砂漠体験も可能な旅、、の情報源として旅・ビジネスの準備には必須である。
フォトジャーナリストの広河隆一氏が、中東の4都市(エルサレム、ベイルート、バグダード、クウェート)で撮影した写真を集めた写真集である。湾岸戦争(1991年)の翌年(1992年)に出版された写真集であるが、内容は、戦争を写した写真よりも、人々の日常を写した写真や、平和を感じさせる写真が多い。中でも、子供を写した写真に、広河氏の優しい心情を感じた。−−素晴らしい写真集である。
(西岡昌紀・内科医)
イスラム教の開祖モハメットの伝記。世界三大宗教のひとつであり、映画化されずらいテーマなだけに意見の価値がある。しかし、これを映画化したのは、非常に勇気がある。イスラム教徒には、一部過激派もおり、間違った描き方などしようものなら暗殺される危険もあるからだ。それだけに内容は、非常に慎重、丁寧、忠実をミキサーにかけたような堅実なつくりだ。主人公であるモハメットは、神格化された存在なので、声も顔も登場しない。まあ誰もモハメットを演じて、教徒の怒りをかいたくないだろうが、モハメットの視点のカメラが移動し、物語が進む様子は面白い。事実といわれることをそのまま描いている。エンターテーメントというより国際理解、興行益というより奉仕に近い映画だ。
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