総力戦として戦われた第一次世界大戦が軍官僚の戦争観を変えた。 当時欧州で総力戦の実体と連合国及びドイツの戦争遂行の過程をつぶさに見て、 大きな衝撃を受け、真摯に研究を重ねた陸軍の中堅幕僚たち 彼等は欧州の地から長州閥主導の旧態依然たる陸軍に危機感を持ち 総力戦体制構築へ陸軍を改革しようとする革命的情熱から昭和は始まる。
永田鉄山はその中心人物、何十個師団の持とうが何十万トンの艦艇を持とうが 継戦能力がなければただの張子の虎という透徹したリアリズム そして将来最終戦争不可避という石原莞爾の呪縛、熱病のように広がる資源、資源、資源の獲得大合唱 5ヵ年計画による重工業化で急速に軍備を拡張するソ連との緊張。
満州事変そして満州国建国へ、陸軍長州閥を放逐し、国際協調の浜口・若槻政党内閣を打倒した、 もう動き出した機関車は止まらない、永田鉄山はテロで倒れ、継いだ石原莞爾は対中戦争不拡大で 陸軍を追われる、そして昭和陸軍の実権は東條英機・武藤章・田中新一へと繋いで行くが人物のスケールは小さくなっていく。 永田構想は破綻したが、その後継者達には明確なクランドデザインなどある訳がなく ソ連・中国・ドイツの動き、英米の反応等国際情勢に翻弄され ただただ追い込まれて、弥縫策は次々と破綻していく。
関特演にアメリカが強い危機感を持ち以降戦争覚悟の対日強硬策に踏み切ったことに納得させられた、 ドイツのバルバロッサ作戦で苦境に追い込まれたソ連が後背に攻撃を受ければアメリカにとって最悪も事態も想定される すなわちソ連の敗北即ちイギリスの屈服、これはアメリカにとっても死活的問題。 国家の方針が陸軍に顔を立て、海軍に顔をたて北進か南進かはたまた外交交渉かフラフラしている内にアメリカの顔がみるみる変わった。 陸軍あって国家なし、海軍あって国家なし、今の省益あって国益なしに通じる。
現実を踏まえての合理的判断よりも自分の地位・立場からの判断する戦争指導者達 日本軍兵士戦死者230万人の大部分、民間人死者50万人のほとんどはサイパン陥落以後の犠牲者、政略も戦略もない継戦 もはや戦争指導に価しない、昭和陸軍は日本人にとって何だったのか。
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