軽い気持ちで見てみた作品です。 私は「戦闘妖精雪風」が好きですが、それとは全く関係なく楽しめました。元々、メイヴちゃんというキャラクターそのものが本編とは全く関係なく作られたフィギュアであったし、むしろ今話題に上がっている「萌え」キャラ作品(?)として見ていました。 いわゆる、オタク少年がアニメイベント会場から不思議な世界へ迷い込む。と言う、わりとありがちが展開。しかし、少年は悪と戦わないし、むしろ敵と間違えられてメイヴちゃんに追いかけられたり、他のキャラクターに邪険に扱われたり、何ともへたれな主人公。そんな世界で、彼女たちは消えゆく運命にありました。「自分たちは人の願望から生まれた存在」で「人の興味が失せれば消えてしまうモノ」何とも、的をえた表現ではありませんか。今、人気のあるモノでも、また新しいモノが出てくればそちらに人気が移ってします。それは萌えキャラだけに当てはまることではありません。 そう言ったことを、たまたまこの作品で表現したと言うだけかな、と勝手に解釈しています。 とにかく、ナイフを両手に持ってまじめな顔して主人公を追いかけるメイヴちゃんの可愛いことと言ったら・・・。
過去の著書からの登場人物が一同にQuentinsに集まった、Binchyファンにはたまらない1冊です。いつもながらの感情描写に、現代のエピソードがくわわり、もう最高でした。
大都市ダブリンから、毎週末同じ時間に同じメンバーを乗せて、地元の小さな町に戻るバス。 物語は、このバスに乗ったメンバーの、ある同じ週末に起こった一人一人の出来事をオムニバス形式の、短編集として進んでいきます。 一章ごとの、物語がリンクしているので、読み進めて行くうちに夢中になってしまいます。 不倫の恋に疲れて毎週両親の元に帰る女性、ゲイであることを隠して病気の父親のために毎週家に帰る青年。。。 問題を抱えた、一人一人が、ほんの少しづつ希望の持てる方向に進んでいく様子に心が温まります。 ふと思い気になったのは、アイルランド人と日本人の意外に似ている点。 同じようなことで悩み、幸せを感じる人種なんだと遠い国の事を思い、親近感を持ちました。
読んでみて、違和感がないのがとても不思議。日本的とも思える悩み方を主人公がしていて、結局男と女は世界中で似たようなやりとりをしてるのかな?それとも、イギリスって、近いものがあるのかな?向田邦子が現代版を書いてるような・・。やはり女流文学は女性にじんわりとパワーをくれると思います。
アイルランドのグループであるAnunaのリードボーカルであるMeavは天使のような歌声をしている。彼女の声は、澄んでいて柔らかで美しい。5曲目の『I Dreamt I Dwelt In Marble Halls』はまるで彼女のために作られたかのような曲である。伝統的な曲からLoreena McKennittのDante's Playerまで、彼女の選曲は壮大である。彼女は1997年から98年までのUSツアーの間はアイルランドの国立コンサートオーケストラとともに活動し、ソロヴォーカルをしていた。これは彼女のデビューアルバムであり、EnyaやLoreena McKennittのファンだけでなく、他にも頭に残って離れないほどの美しい曲に魅せられる人であればきっと気に入るにちがいない。
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