本書は、「理想の上司は、なぜ苦しいのか」というタイトルの本ですが、このタイトルはあまり内容をあらわしておらず、興味を惹くようなタイトルをわざわざつけたという感じです。一方、サブ・タイトルの「管理職の壁を越えるための教科書」については、かなり内容をあらわしていると思います。 本書には、主に、次のような問題意識が書かれています。(a) 昔は、管理職はマネジメントだけを行っていた。また、時代が移り変わっても仕事の内容の変化が少なかった。そのため管理職は余裕をもって部下育成に当たることができた。部下の側でも見習い期間が存在した。(b) しかし、近年は、管理職はマネジメントだけでなく、「プレイイング・マネージャー」として、自ら業務をこなしながら部下の育成やマネジメント業務を行うようになっている。業務そのものも単純作業は外国や人材派遣業者にアウト・ソーシングされており、負担の大きい高度な業務を負わされる。したがって、管理職の負担は大きく増している。(c) 管理職の重要な役割として、部下の育成があるが、若い部下の価値観が変わっており、昔のままの(自分のころはこうだったというような)育成方法は通用しなくなっている。(d) 優秀な業績をあげて管理職に登用された人は、部下が頼りなく見えて仕事をまかせることができず、部下育成ができていないケースがある。一方、その逆に、放任するだけの管理職も存在する。 以上のような問題に関して、本書では、ていねいに対処方法のヒントが記述されています。その内容は間違ったことは書かれておらず、まさに「教科書」のようなオーソドクスな内容です。 しかしその一方では、「あまりに教科書的な平板な解説がほとんど」という言い方もでき、「あっ、そうなのか、目から鱗。」「明日からこの手法を試してみよう。」というような記述はほとんどありません。日々、マネージメント実施者とプレイヤーの両面のバランスに悩んでいる私のような人間が読んでも、本書の解決法に書かれている事柄は新規性に乏しい内容に思えます。 本書は、「教科書」のような地味な本なので、人によってはたいくつかもしれません。また、「ぜひ読むべき」というような内容を含んでいるわけでもないように思います。 しかし、特に新任の管理者にとっては、本書のような本を読んで、自らの業務や職場のパフォーマンス向上について、ふりかえってみることは重要なことかもしれません。 記述内容は、むしろ凡庸ですが、(自ら考えるきっかけとしてであれば)読む価値はあると思います。
他の作品も購入してますが この作品に関してはちょっとmな気分になりました 千佳さんなら まぁ それもいいかなと....いつもお世話になっています
素直に頭に入って来ます。リーダーシップの基礎として使えます。
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