全10曲で、どの歌も素晴らしいです♪ 新品だったので、英語版の歌詞と美しい日本語訳が付いていました。 繰り返し聞いています☆ ちなみに全部英語で歌っています。
内容は既にみなさんが語り尽くしていますので、私は英語教材として使った感想を書きます。
Apple製品の20年来のユーザーですが、本書のあまりの人気に、ひねくれものの私は手を 出さずにいました。しかし今回、語学学習のため、自分の好きなテーマのオーディオブックを 聴いてみようとUnabridged版(完全版)のオーディオブックを購入しました。残念ながらここでは CDでの扱いとなり、膨大な枚数になると思ったので、iTunesストアでMP3版を購入しました。 価格は2.7k円とハードカバーと同じぐらいの戦略的な価格でした。
長編の伝記のため収録時間は長いです。8時間程度のブック3つで構成され、合計で25時間を超える 大長編です。容量にして720MB。収録時間に比して安い価格なので、リスニングの教材としては 最高のコストパフォーマンスではないでしょうか。
ナレーションのディラン・ベイカー氏の声は暖かみがあり分かりやすく、スピードも速すぎず遅すぎず。 CNNのPodcastよりちょっと遅いぐらいの、ネイティブがちょっとゆっくり語りかけてくれるぐらいの スピードです。ノンネイティブの私でもほぼすべて理解できました。もっとも固有名詞や製品名など Appleに馴染みが無い人が聴いたら、理解度は落ちるかもしれません。私は自分のライフヒストリーと 照らし合わせ昔のMacやAppleのごたごたを思い出しながら終始懐かしい思いで聴きました。 Apple好きの人なら最高の教材になること請け合いです。
ただし教材として欠点もあります。ただでさえ40を超えるチャプター数ですが、トラックとチャプターが 必ずしも連動しておらず、長いチャプターでは複数のトラックに分かれているため、全部で150を超える トラック数になります。どのトラックまで聴いたのか、をメモしておかないと、あとで続きを聴くときに 苦労します。私はiPodシャッフルで聴いたので、中断後に続きを聴くときにいちいち内容を聴いて 確認しながら頭出しをしないといけないのが面倒でした。こればかりはiPhoneやiPod touchで聴いた方が いいかもしれません。
いずれにせよAppleどっぷりの生活を送る私にはぴったりの教材でした。本作品を何回かリピートして 聞いたおかげで、TOEICスコアが60点伸びました。好きな教材で結果が出せるというのはうれしいことです。
好き嫌いはあるでしょうが彼くらい強い意思が無いと大きなことはできないのだと納得しました。久々にワクワクする本に巡り合った。
1970年代、学生スティーブ・ジョブズは友人のウォズニアックとともに小さなパソコン会社を作ります。その社名はアップル・コンピュータといいました。 一方同じころ、IBMに対してDOSという名のOSを売り込もうと試みる若者たちがいました。そのリーダーの名はビル・ゲイツ。やがて彼らはウィンドウズというソフトを開発していきます。 アップルとマイクロソフトの黎明期から90年代末までの歴史を概観できるテレビ・ドラマです。1999年米国TNT制作。
このドラマで描かれるジョブズとゲイツは、どちらもかなり「えげつない奴」です。ジョブズは学生時代につきあっていた女性に子供を生ませ、かなり長期間その娘を認知しませんでした。初期のマウスやGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を開発したゼロックスからその仕組みをいただいてしまうところなども、ゼロックスの開発チームが切歯扼腕するのも無理ないと思わせるほどジョブズのやり方はいけ好かないものです。
またゲイツはありもしないDOSをIBMに売り込み、あわてて別会社からOSを買い取るという泥縄ぶり。またジョブズに近づきウィンドウズ開発に必要なあれやこれやを手に入れていきます。
こうしたあこぎなエピソードが、事実とはいえ、両者が存命中にふんだんに盛り込まれてドラマ化されるというのは、アメリカの不可思議なところです。しかもジョブズ本人は99年のマック・ワールド・コンファランスでこのドラマを上映し、しかも自分を演じたノア・ワイリーをゲストに迎えたというのですから驚きです。
このドラマでは「Good artists copy, great artists steal.」という台詞が印象的です。まさに二人の主人公は、この偉大な芸術家タイプ。時に人倫にもとるほど破天荒な生き様は、ピカレスク・ロマンを読むかのような不思議な魅力を放っています。
ジョブスのプレゼンは以前から評判ですが、なぜそれが素晴らしいのかを徹底的に分析し、読者にそれに一歩でも近づけるように丁寧に説明しています。プレゼンが苦手で、もう少し効果的にやりたい!、などとお考えの方などには、最適な書物でしょう。関連するYouTube動画は、是非一緒に観られることをお薦めします。素晴らしいプレゼンが、殆どすべてアップされています。
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