著者は大阪の昆布老舗の家系の出だけあって関西独特の世界が非常にリアリティーのある描写と大阪弁で語られ関西出身の私も圧倒されました。 下巻は特に早いピッチでスリリングにストーリーが展開されるので上下巻合わせても長編小説という感じはしませんでした。
90年代から今井美樹さんの歌声を聴いています。
思えば、浪人時代の18歳から今まで聴いていることになります。
受験勉強中に聴いてたラジオから流れてきた「黄昏のモノローグ」、大学に入学してサークルの先輩の車で聴いた「ポールポジション」、社会人になって仕事で疲れた身体で聴いた「Peace of My Wish」、好きな人が出来、いろいろ戸惑いながら聴いた「PRIDE」・・・すべての曲が思い出に包まれています。
今回、こうして新しいアルバムが出ることで、また素敵な思い出ができると思います。楽しみです!!
まずは冒頭、車内の後部座席位置のカメラが、前方にいる運転手&フロントガラス越しの町並みを捉えたショットがすばらしい。 そんな映像に被さる、荼毘に伏す父親の許へ急ぐ3姉妹の会話がすでに可笑しい。
三隅研次監督作品は今作が初めてでしたが、いやはや演出がモダン、ユーモラスで面白いです。 この話は、「白い巨塔」で知られる山崎豊子原作によるもので、安定した質と気品、そして鋭い洞察力に溢れています。 宮川一夫のキャメラ、依田義賢の脚本という協力なメンバーを得たことで、隙が無くより良質な室内・会話劇を生み出すことに成功していると思います。
京マチ子の憎たらしいまでの強い自己主張、浪花千恵子のしたたかさ、 中村雁二郎の腹黒さ、若尾文子の罪深い美しさ…と話題は取り上げたらきりが無いく、何度でも繰り返して手にとってしまうほどです。
特にハッとさせられたのは田宮二郎と京マチ子が愛し合った後のシーン。 コトが終わり、田宮が立ち上がって京にひと言物申すのですが、(半分無理やり襲われたとい う設定のため、乱れた姿でいるであろう)京の姿をカメラは捉えることなく、 田宮のみを天井位置から捉えているこのシーンは実に映画的で、粋。 その演出のセンスの良さに惚れ惚れしちゃいました。 現在のドラマや映画監督ならこういうシーンをどう撮るか、それで力量やセンスが問われるところですね。 「わかっているスタッフ」が「わかっているキャスト」と作り上げた実にすばらしい映画であると思います。
純愛ルートは心に残るものがあった。 4姉妹は人としてすばらしい人格者ばかりだった。 永遠さんエンドの聖妻良妻ぶりがスゴイ(楽しくはないが)。 紫衣も第一印象でバカにしていたのを許してほしい。 今作で最も愛されているのが紫衣だろう。 今作は彼女のためにある。 キララも同様にできる娘で、アンリも言葉に鋭さがある。
それに比べて主人公が自称「チンピラ」だから、 好きになれない。彼なりの哲学、知恵、工夫がない。
トドメに純愛ルートから始めたものだから、 凌辱ルートが耐えられんかった。 つらい。
1本のルートで複数人とセックスするためには、 容量も考えて、どうしても強引な流れになるのは、 仕方ないのかもしれない。
黒の腕時計が欲しくて捜しているとこの腕時計を見つけました。腕周りがだいぶ大きくベルトを詰める必要がありました。秒針は付いていますが、ストップウォッチとの共有です。
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