直接回路設計をするわけではないので、ここまで詳しい情報はいらないと思いました。
実際に、PCI Expressを採用するか、他のバスを採用するかを検討しようと思ったら、 情報はいくらあっても困らないと思いました。
プリント基板、コネクタについても説明がある。
国際学会と一口に言ってもその分野は多義に渡ります。 本書の冒頭には「生物系の大学院生以上の方を対象としています。」と書かれていました。 つまり、情報系や物理学など他分野にはあまり参考にならないのでは?
構造や内容はとても優れているので、是非他の学会向けのものも企画して頂きたいです。
田中希代子さんは60年台に活躍されたピアニストですが、病が若い気鋭のピアニストから表現手段を奪い引退を余儀なくさせました。田中さんは引退後は後進の育成に力を発揮され、96年に64歳でこの世を去られました。田部京子さんとかが愛弟子です。いま、AVEXから売り出し中の菊池洋子さんは最後のお弟子さんだそうです。60〜70年台にN響のコンマスをされた田中千香士さんは弟さんです。 さて、この「子供の領分」は、私にとっては思い出のある盤で、私が中学生の頃である70年台前半に親から買い与えられたものです。私は、この盤をきっかけにしてフランス音楽にのめり込んで行きました。録音はそのさらに10年前の61年。70年には既に田中さんの指は動かなくなっていたとのことです。(当時はLPでした。ちなみに今日、当時のLPを手に入れようとするとヤフオクで10万円くらいします) 演奏は、聴いていると自然に体が動き出すような、生理的に無理のない演奏で、かつワイセンベルグのように点描画を描いていくような正確なリズムが緊張感を作り出し、うまいバランスの上に成り立っています。
なお、日本人の女流で、田中さんの演奏に匹敵する演奏はその後見当たりません。(キキ柏木さんという方の演奏は、次点に推薦できると思いますが・・・)
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