私的なことなのだが、親の故郷が宮崎で、今から30年くらい前までは、数年に一度陸路で帰省していた。評者は子供の頃は大の鉄道好きだった。日豊本線で宮崎県にようやく入ってからの楽しみは、リニアモーターカーの実験線を見ることだった。確か一度運良く走っているところを見たことがある。リニアモーターカーはそんな昔から開発されているのに、副題にあるとおり、中央リニアの開業予定は2027年と気の長い話である。 本書はいよいよ計画が具体化してきたリニア中央新幹線についての本なのであるが、現行の新幹線についても、それなり詳しく書かれている。そこを読んでいて、何故新幹線が世界最速でなくなったのかを理解して愕然とした。要は日本の新幹線の規格がガラパゴスなのである。まるで、いま話題となっている電機メーカーの如きことに、日本の新幹線開発は陥っていたのだ。 その中で恐らく最大のガラパゴスである「既存路線に乗り入れできない」という愚を、リニア新幹線がまた犯そうとしているわけだ。 これについて著者は、リニア新幹線を現行の新幹線に乗り入れさせるという驚くべき提案をしている。技術的には不可能では無いという。 その他にも、電力会社の発送分離の様なことを新幹線でやったらどうかとの提案もある。私のFacebookやTwitterのタイムラインで、時折新幹線は航空会社と違って、競争原理が働かないから料金が高止まりしているとの話を聞くことがある。ガラパゴスを打ち破るには、そういうことも必要なのかもしれない。
確か送料ゼロだったと記憶、送料の有無はどのようにして決まるのですか? 商品自体は、古書にもかかわらず良品、文句なし!!
製品の名前にあるように、あくまで、『リニアカー工作キット』であり、『リニアモーター』製作キットではありません。
超電導磁石を作るのは、それを維持して、実験するのには...。多くの資金が必要ですし設備及び専門知識が必要に なります。是非売ってください。僕が組み立てたいです。
本工作キットの魅力は、とてもお手軽に『リニアカー』を磁気浮上で実際に製作できる事でしょう。 小学二年生息子と一緒に作りましたが、親子共々目を輝かせながら、ぱぱっと作ることができました。
そして、ちゃんと、磁石のN極とN極、S極とS極同士の反発力により、『リニアカー』と呼称される直方体はガイドレールから浮いた状態で、 ガイドレールを傾ければ空中に浮いたままスルスルっと移動します。
これは、手がるに出来る感動です。
これを切っ掛けとして、魔改造を施して本物のリニアモーターカーにまでするもよし、よりもどきにちかく車両を質量の軽い 紙でつくるもよし。
すべての好奇心の始まりは、作った後からも再び始まることです。
この組立キットはとてもよく出来ていると思います。 安全面で良かったのは中に方位磁石が入っていますが磁針を乗せるピンにケガをしないようスポンジ状の緩衝材がセロテープで貼りつけてありました。 またこの商品は細かな心使いがありコイルを巻くエナメル線のエナメルを剥がす際に使用する紙やすりも同梱されており、至れりつくせりの感がしました。 これだけの内容で価格が672円とは有り難いことです。 特に電機子を自作しようとすると工作も面倒ですがこのキットではコイルを巻くだけで出来上がります。 まだ全部は実験していませんがお買い得品と思います。 電池ボックスなどもスイッチ付になっており、この部分だけでも他の実験に流用できる便利なものです。 電磁誘導作用は理論的には微分、積分の計算式があり難しいものですが手軽に理解できるキットとしてうってつけの教材と 思います。
まず要修正。内容の欄に「全13話を収録」とありますが12話しかありません。欠番は南海電鉄の回。南海がソフト化を渋るとも思えず、3話×4巻の商品フォーマットに整える、それだけのために欠番にしたとしか考えられない。「BOX版初回限定の付録ボーナスディスクに収録」とかどうにでも商品化のしようはあるだろうに…。
記録映画自体は大変に面白いです。武蔵野操車場の規模とメカニズムの精巧さが伝わってくるのは、新設当時の記録映画ならではでしょう。その後の悲運を知っているだけに、涙無しでは観られません。また、当時の鉄道会社の主張が伝わってくるのも興味深い。「生活のなかの鉄道-ローカル線」とか、タイトルに騙されちゃいけない。国鉄による、「ローカル線は私らにはお荷物なんですよー、地方の生活交通はバスに任せて廃止しちゃっていいでしょ?」という静かな訴えだったりします。あるいは、山陽新幹線岡山開通の時代には、物流もまだ鉄道に大きく依存していたことなど(つまり、旅客列車と貨物列車とで山陽本線の線路容量が限界近くなっていたために旅客列車の別線化=新幹線建設が必要だった)、現代では見落としがちな時代背景にも気づかされます。
もちろん単純に、「懐かしのあの路線が、あの列車が、あの車両が映ってる!!」というお楽しみも十分。まずは値段分の価値はあるといえるでしょう。
余計なのが司会のダーリンハニー。これといってマニアックな発言も無く、さりとて無知故の意外な視点や鋭いツッコミも無い。解説の佐藤信之先生から話を引き出す役にも立っていない。司会役が不要とはいわないけれど、これは明らかにミスキャスト(それとも脚本が悪いのか?)。
しかも、1話につき1チャプターしかないので、「ダーリンハニーが出てくるところを飛ばして記録映画だけを続けてみる」なんてこともできない。チャプターを切る手間を惜しむくらいだから、音声も1種のみ。「ダ(ryの声の入っていない、記録映画だけの音声」とか、セルDVDなら選択できて当然だと思うのですが。全13話を12話にした件も含め、「メーカーの都合優先、元のTV番組をただDVDに焼いただけ」のやっつけ仕事が残念。
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