今年の最大な出来事のうちの一つは、ゴーストハントの原作小説がリライト版として復刊したことでしょう! ということで、GHブームがまたもや到来した私の中では、このアニメ版が引っ掛かってました。 リアルタイムで2回くらい観たけど、イメージがかなり違っていたので観なくなったのですね・・・ そして、復刊を機に改めてちゃんと観てみましたら。
思いがけず面白かった!!!
構成もいいですし、随所にちりばめられるギャグシーンもきちんと押さえてるし (ジョンの初登場時はかなり笑えました)、絵柄もそんなに悪くない。 ナルはちゃんと美形に描かれてるし(ココ重要!) 麻衣の今時っぽさが良いほうに働いて、ホラーものが苦手な人でも 入りやすいようになってるのは評価すべきところですね。 しかも、主要キャラたち(ナルやリンを除く)の衣装が毎回違うというこだわりようにも 度肝を抜きました!センスはともかくとして・・・(笑) キャスティングは、ラジオドラマ版があまりにもイメージ通りだったため、 アニメ版でガラリと変わって違和感があるのは否めませんが、まぁ慣れればこれも良し。
しかし、動くGHキャラたちはとても魅力的だ!ちゃんと観ないまま終わらせないで良かったです。 惜しむらくは、このシリーズで絶対に外してはならないナルの秘密の解き明かしがされず 終わったことでしょうかね。これを果たさぬまま終わらせるって、邪道じゃないですかね〜(泣) コミックスにつけたドラマCDだけじゃなく、アニメでもきちんと終わらせてほしかったです。 とりあえず、全部観ます!面白いことに変わりないので(^^)
このDVD7巻はゴーストハントの4番目のエピソードが収録されている。
第16話「禁じられた遊び#3」/第17話「禁じられた遊び#4」
前巻の続き。
段々と凶悪になってくる霊。麻衣もすんでの所で救出される。
――そんな折、麻衣は夢でナルに導かれ、この高校で起こっている怪異現象の謎のヒントを得る。
ゲームをやることが絶対条件。
見なくても充分に楽しめるが、より楽しむなら絶対にゲームをしてから。
しかし、アニメ(ゲームカナン編を含む)と428本編は別物と考えることが大事。
声優が豪華。
有名声優が揃い踏みなので、新人の演技にイライラすることはない。
キャストとキャラが合っているので、その点も良好。
アクションシーンは劇場版クラス。
ガラスの破片や火花が散り、リロードの仕方など、ガンアクション独特のおもしろさもある。
異常に目の肥えたガンアクションマニアには物足りないかもしれないが、素人目には充分おもしろい。
ストーリーが物凄く綺麗に落ち着く。
カナンとアルファルドの宿命。サブキャラの結末。
ハッコーとサンタナを除いて、それぞれキャラが相応しいラストを迎えていた。
とても気持ちが良い最終話なので「大風呂敷が畳めなくなって……」というような
近年よく見るアニメのようにはならない。
お手本のような起承転結だ。
キャラクターが魅力的。
カナン。アルファルド。シャム。大沢マリア。御法川。ユンユン。ネネ。
タクシーの運ちゃん。カミングズ。リャン・チー。ハッコー。サンタナ。夏目。
どいつもこいつも油断がならない。
男はかっこよく、面白い。
女性は美しく、セクシーに。
少女はかわいく、表情がよく変わる。
主人公のカナンはとにかく動くので、見ているだけで面白い。
中だるみが激しく、ミサイル投下から最終決戦までは、これまでの勢いがウソかのようにテンポが遅くなる。ただし最終決戦は「まさに」と唸るほど面白い。
欠点はヒロインの大沢マリアとユンユンに嫌悪感を持つかもしれないことと、先述した中だるみ。
そして舞台が上海の街からどんどん離れていくこと。
以上を理解した上で見れば、買ってよかったと思える作品になるだろう。
後に単独CD化された横田早苗の「不安タジー・ナイト」はわざわざこのCDのリマスタリングで聴く。可愛かずみ「春感ムスメ」も以前のCDとは違い、キラキラ感アップ。
型月中毒ぎみの私ですが、残念ながら原作ゲームはまだ手を出しておりません。
しかし、このアニメは楽しめます。第一話こそキャラ紹介が不十分なままストーリーが進むため少しとまどいますが、第二話以降はそのような事無く、ゲームを知らない私でも十分たのしめました。
ストーリー的にグロ表現があるためテレビ画像は地味でしたが、DVDではこのあたりも修正されるはず。
リアルな背景にアニメならではの納得できる嘘を使ったアクションシーンは圧巻と言って良いでしょう。
ちょい役に意外な大物声優が出ているのもファンにはたまりません。つうかもったいない。
この先ストーリーが進むにつれ見えてくるキャラどうしの関係など、ますます先が楽しみな作品です。
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