夢の中のような思い出の世界にトリップした時の、
現実との境がとろけそうになる感じが出ているM-6が
私の中では異常な中毒性を持っています
歌い出しの歌詞がまず素敵
M-1は
私が彼らを知るきっかけになった曲ですが
陳腐な言葉が羅列するラブソングが世の中に溢れる中で
異色を放つ
最高のラブソングだと思います
『チョコレート』は、14話仕立てです。
小さな世界での初恋の物語で、登場する本人たちにも、読む側にも納得のできる無理のない展開です。
時代が許さないために、昭和のある時期までは、一流の小説家でも、これほどのストーリーが表現できませんでした。
青春小説だって、淡さが足りなかったわけです。
ジュブナイルは、それを生みだし、取り囲む世界が、年齢的に上の世代から許されている範囲内で成立します。
すなわち、社会的表現です。
同じ作者の作品で、 田舎の少年が都会から転校して来た女の子に惚れる「チョコレート (ビームコミックス)」に対し、 幼馴染の同性を好きになる本作は、またひと味違う味わい。
中学生になったばかりの主人公ヨーコと親友のマキ。 運動神経がよく美人の姉を持つヨーコは、ずっと劣等感を持っていた。
嫌いな先輩は姉に憧れており、その先輩を好きになった親友。 親友を大事に思う主人公は、遠目に見ながらずっとヤキモチを焼く。 喧嘩したり、慰めたり、ストレスになったり、また応援しようとしながらも、 本心にもないことを言うなど、自らの親友に対する気持ちが次第に変わっていく。
13歳の少女たちの、繊細な時期が描かれる。 女子同士で茶化したり、じゃれあうような風もあるが、 そこはかとなく、丁寧にじっくりと描かれているのが良い。
また、描き下ろされたエピソードは終着地点のようで、 スタートラインに立ったような印象。(成仏って…)
明確に「百合モノ」と括らず、友情と愛情の物語。 タイトル「レモネード」の通り、酸っぱくもありほのかに甘い。
森薫の「モードリン・ベイカー」がイチオシ。これは続篇読んでみたい。
フェチっぽいという意味では新居美智代の「School girls glasses」。あとは、あまりメガネは関係ないけど、ヌードが披露される「おふろっタタン♪」が良。
一番ガックリくるのはチャイナ関連のマンガかと。
各お題ごとの作者は以下のとおり。
【メイドフェローズ】
入江亜季、福島久美子、高田健一、冨明仁、梅津ゆり、森薫
【ロボットフェローズ】
福島聡、入江亜季、犬童千絵、宮田紘次、百名哲、丸山薫
【ミュージックフェローズ】佐々木一浩、入江亜季、犬童千絵、長崎ライチ、宮田紘次、真田順子、福島聡
【メガネフェローズ】森薫、しおやてるこ、入江亜季、高田健一、高橋那津子、新居美智代、昆裕美子
【チャイナフェローズ】
丸山薫、入江亜季、睦月のぞみ、高田健一、高田築、犬童千絵、百名哲、小暮さきこ、吉田聡美、新居美智代、吉田覚、梅津ゆり、高橋拡那
表紙に描かれている15歳の女子高生(巨乳)が28歳のおっさんに恋をするといういかにもな漫画なんだが…。
ところがどっこい、終始に渡って女子高生の恋に恋する片想いで構成されている所に好感を持った。
女子高生の初々しい恋心と子供の一過性の恋を本気にせずさらりと受け流す距離感がとてもいい。
物語後半で主人公の女の子を狙っている同級生の男子に向かって言ったセリフがそれを象徴している。
「キミらが青春を謳歌するのは全然オッケーなんだけど、俺をキミらの青春スペースに巻き込んでくれなくてもいいから…」
社会人と学生の住んでいる世界の違いを所々で主張している。
とはいうものの、カラダは成熟してるから反応しちゃうのが笑える。
多摩川の土手で繰り広げられる非日常的な世界にハマっちゃいました(笑)
続きが楽しみです♪
どちらかというと学生よりも社会人の方がハマっちゃうようなほのぼのラブコメ。
女性作者特有のチクっとするようなディープな話もあり、程よい味付けになっていていいバランスになってます。
が、中学時代イケてないグループそのものなMNO団が乳神様とヤンキーの仲を応援するというのは、いかにもな女の考えで男の心情が汲まれていなくて浮いた存在になっていた。
ヤンキーが怖くて表向きには応援しているけど肝心な所で裏切るというのがイケてない奴らのささやかな抵抗というものなのだが、女性作者にそこまで望む方が高望みなんだと割り切りました。
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