西遊記のあれこれを細部にわたって解説している本です。 子供の頃に慣れ親しんだ西遊記では省かれていたトリビアが、いっぱい出てきますよ。 「本当は怖いグリム童話」じゃないですけど、西遊記の各エピソードの隠された意味も分かって、民俗学的面白さもありました。 昔コドモだったオトナたちにお勧めの一冊です。
最初に、カンナさんが喉を壊してしまって大変だった歌謡ショウ、という前情報はあったほうがいいと思います。 初日に体調がすごく悪かったようです。 カンナさんの美声を生かせるかっこいい曲がたくさんあるので残念ではありますが、 ほかのキャストさんの迫力は健在です。 京劇とのコラボレーション、どうなのかなと思っていましたが、演出としては見事にマッチしていました。 テーマだけに、中国的な雰囲気ではありますが、曲自体は全体的にロック調で、 金閣、銀閣役ではっちゃけているレ二・紅蘭はレアですし、これまで善役の多かったマリアさんの 悪役もめちゃくちゃかっこよく、 セリもおなじみとなり、舞台演出も素晴らしいです。
1幕は、アクションシーンがすごく多く、舞台転換は少ないですが、 見せ方を変えることで違う情景となるような演出や、 ライトアップなども素晴らしかった作品だと思います
ぜひ万全なカンナさんでもう一度見たいと思います。
SFマンガの巨匠の一人で、映画やTV/OVAで多くのアニメを公開している松本零士氏の画業50周年を記念しての名盤復刻盤とのこと。 宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999、キャプテンハーロック等のTV・映画の名ヒット曲に加え,当時の最新作「サブマリン・スーパー99」、また一般には認知度の低い歌まで、当時までのコロムビアの松本アニメソングを集大成した2枚組です。古いファンの方は,最近の曲も新しく聴けるという利点があります。 歌手はささきいさお、水木一郎、堀江美都子、ゴダイゴ,メアリー・マッグレガー等そうそうたるメンバーで、懐かしさ以上にポジティブな力を与えてくれました。
個人的によかったのは、TV版「1000年女王」のOp/Edテーマ。 カヴァーversion ですが、演奏共に素晴らしく、懐かしく感動ものでした。カヴァーだったからというだけで、この記念名盤の存在価値を全否定するのは如何なものかと思います。
また最大の特徴としては,「宇宙戦艦ヤマト 完結編」時に発売された4曲入りの希少シングルから、「古代(おれ)とヤマト」「ヤマトの賦〜海神(わだつみ)〜」「宇宙戦艦ヤマト'83」の3曲が収録されていることです。特に後2曲は映画でも流されておらず一般には知られてない隠れた超名曲で、「ヤマトの賦(ふ)〜海神(わだつみ)〜」は荘厳な歌詞と曲でコーラスと共に歌われ,まさにヤマトの誇りや風格、精神といったものを感じさせられます。 「宇宙戦艦ヤマト'83」は、なんとヤマト航行音・艦橋音?のSEから始まり、1番がバラードで歌われ、川島和子さんのスキャットが儚く美しくロマンチックです。シングルのもう1曲はさすがに長かったので入っていませんが。
次回再発時には,幻の長い曲や復刻盤でカットされた曲も入れて,3枚組6000円程度にしても,十分購入の価値はあると思います。
「西遊記」というと私は、日本映画史上屈指の美人女優、故夏目雅子さんの頭ツルツル美男三蔵法師と、如意棒を縦横無人に振り回す、マチャアキのキビキビとした孫悟空の演技を思い出す年代なのですが(苦笑)、この本は小学生でも知っている中国の大小説の成立過程が、その内容以上に興味深いものであることを教えてくれます。 ギリシャ神話、インド神話、日本神話などのユーラシア大陸の諸神話とのモティーフの類似性を指摘し、膨大な資料を駆使し、サスペンス感覚で「西遊記」成立の謎に迫っています。 小説でもテレビでも「西遊記」を見たことがあってその筋書きを知っている人には大変興味深く読める本だと思います。
宇宙戦艦ヤマトの「ヤマトの賦-海神-」が聞けるのは、このCDだけ
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