パート2ですね。このくらい毒舌ではっきり物事を云ってもらわないと、私たちは目が覚めないですよね。健康は人に頼らず自分で管理し防衛してゆかないと、警告の本です。
専門家でも何でもないが、それでもこの本、実は真実に限りなく近いのではないのか?そう思える。 日本のBSEが発覚して以来、日本の牛肉を輸入禁止にしているアメリカ。にも拘らず、昨今のアメリカ側の態度はいかがなものか。 100万人に一人のヤコブ病。しかし、こんな事実もある。 86-90年:ペンシルバニア・レイアレン地区18人 89-92年:ペンシルバニア・アレンタウン15人 96-97年:フロリダ・タンパ地区18人 99-00年:ニューヨーク・ナッソー地区12人 01-02年:オレゴン州14人 95-04年:ニュージャージー州10人 と集団発生している。 アメリカでは年間400万人がアルツハイマーと診断されるが、このうち3-13%=12万人~は実はヤコブ病ではないのか? 農産物名誉毀損法というのがあるので、根拠もなく滅多なことは言えない国だが。
狂牛病についての知識があまりなかった自分にとって、狂牛病の経緯・社会背景を知ることができた。また人間に感染し、変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)をもたらすことの恐ろしさを認識した。狂牛病が世界的な社会問題となる所以を理解できた。狂牛病は「異常プリオン蛋白質」が原因と考えられているようである。本書で多く引用されている「死の病原体プリオン」(リチャード・ローズ)も、今後読み進めていきたいと思った。
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