腰痛から始まった信じられないくらいの身体の不調の数々・・克服しようと努力を重ねる日々のなか、「病気直しはクセ直し(クセ=病気につながる日常の悪しき習慣)」という考え方のもとに「少食・菜食を中心とした食事や健康維持のための簡単な運動を毎日行うことで健康になる」という「西式甲田療法」に出会いました。
この療法の基本となる「西式健康法」というものは知れば知るほど本当に興味深い。近年の医学とは「罹ってしまった病気にどう対処するか」という点に特化しており、「どうしたら病気にならないか」というところにはまるで関心が無いかのように感じます。対し、著者である西勝造氏が実際に取り組んだのは「適正な身体のもと、適正な生活を送っていれば病気などにはかからないはず」という発想から「そのために人とはどうあるべきか」という一点に集中した健康法で、ここにその集大成を実現しています。
「症状即ち療法」、例えば風邪等での発熱は「風邪の菌を殺すために体温を上げることが必要だから発熱している」という発想で、実際にしっかり発熱すれば風邪は治ってしまう、というようなことは多くの人が体験していることでしょう。ところが最近は発熱そのものだけに目をむけ、薬で熱を下げようとする、むしろ治癒に対して逆のことを行っているような気がしてならないのです。このような積み重ねが人の抵抗力をも下げていることにつながっているのではないでしょうか。
現代において違和感すら感じるこの療法ですが、できる範囲で生活に導入することで私は本当に病気をしなくなりました。私はこの療法にとても感謝しています。
私の祖母は東京大空襲で亡くなりました。祖母と曾祖母、大叔母、そして私のおじさんおばさんになっていただろう小さい人たちも。
このことを私に語り継ぐきっかけとして、母が選んだのがこの本です。
私にとって、とても大切な本。多くの、小さい人や大きい人に読んで欲しいです。
戦争に正義はなく、勝者も敗者もなく破壊と悲しみ苦しみのみがある。そして戦争行為によってトタンの苦しみを受けるのが民衆である。アメリカのカーチス・ルメイという狂気の司令官の一言によりナパーム弾という家屋だけでなく、非戦闘員を生きたまま焼き殺す兵器を使用し100万人以上の日本人が苦しんで殺された東京大空襲。この行動は対外・対内的な示威であると述べ、広島・長崎への悪魔の兵器の原子爆弾投下と沖縄戦での非戦闘員への火炎放射器による殺傷等、戦争という異常状態であっても許されざる行為に、アメリカは日本国民に心からの謝罪の言葉と行動が全くない。現在、海老名香代子さんと戦争経験者の方々によって慰霊碑が建立され、3月10日には多くの方々が参拝に来てます。本来国家が建立すべき慰霊碑を年金問題等で金の亡者の官僚共の為に議題にさえ挙がらないのが現状です。こんな国の為に祖父母達は亡くなったのではない。愚かな国である。
東京大空襲。ヒロシマやナガサキ、そしてオキナワの悲劇と同様に語られなければいけない史実だとは思うが、
ほとんどの人は知らないだろうし、知ろうともしないだろう。
ページをめくるごとに居た堪れなくなる。
当時の日本国民があわれになる。必死になって国家の言うとおりに、敵と対峙しようとする姿は、
今見ると滑稽さと悲惨さがないまぜになってしまう。多分当時でも上手く立ち回る人間は安全なところにいたのだろう。
亡母が横浜生まれで学童疎開や空襲などのことを話してくれた。子供心にも恐怖で仕方がなかったと言っていた。
学童疎開先では食料の不足、家族と離れて暮らす事の寂しさ、そしてお決まりのイジメ。
余りの恐怖に家族で疎開しようとして、北国に来るまでの困難さ。
前書きにある昭和7年発行の水野広徳の「興亡の此一戦」をなぜ軍部は発禁にしたのか。
発禁にするのであれば、これを否定できる対策をなぜ取らなかったのか。今更の事ながら愚かだった。これは軍国主義ではない。
軍国主義は、国家の総力を挙げて戦争を遂行すること。これはセクショナリズムでしかない。
そして、いつの時代でも悲惨な被害を被るのは弱者である。
それにしてもなぜルメイに勲章をやったのか?ずい分前にこの事実を知ったときには激怒した。
胸が引き裂かれる悲しい出来事でした。本当に許せない気持ちでいっぱいです。
戦闘機なんかこの世からなくなってほしい!
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