もっとリズムマシン寄りのチャカポコが多いかと思いきや、いたないシンセが聞き所な曲も入ってます。
ラウンジっぽい1曲目がよく、そのオリジナルアルバムを購入してしまいました。
まず、1と3はいいです。原曲を活かしつつアレンジも加わってる感じです。特に1は、元がいいというのもあるでしょうが、かなりいい曲だと思います。 で、2と4も久々に聴いてみましたが、買った当初、最初に聴いた時と同じで、やっぱりよくわかりませんでした。バンドの個性というのもあるんでしょうが、それならそれでもっと原曲を活かしてくれるバンドにやってほしかったなぁと思いました。
ビジネスだけ、短期間だけで行ったのと、この本で扱っている地域の中でも辺境に行った ことを、まずお断りしておきます。
アメリカ一般の注意点やその地域の予備情報としては、もちろん役立ってくれましたが、 観光は全くしなかったので、自分にとっては不要な部分が多かったです。
できれば、地球の歩き方ホームページなどで、ビジネス向け、短期向け、必要な地域情報 のみなど、さらに情報を分割して安く提供していただけたらと思いました。
今後の情報提供方法の改善に期待します。
「きりりと引き締まって、堂々と」というのが、「凛とした」の意味。
本書には2005年7月から2006年7月までの外交に関する「凛とし」ていない日本の対応21編が描かれています。我々は新聞等で事実を知ることができますが、その裏の意味・解釈といったところはやはり専門家の視点がものを言います。
例えば拉致「家族会」がブッシュ大統領と面談という事実は記憶していますが、そこに隠されたメッセージにはなるほどとうなづけるものがありました。
また近未来に起こりうる問題を想定して検討している米国と、起こらなければいいなあと考えている日本との差にも唖然とします。戦争シナリオの提示が戦争を防止する手段になるとしています。「日中戦争は北京オリンピックの1年後」というシナリオは、妙に真実味があって、背筋がぞくっとしました。
時おり、無性にハードボイルド映画が観たくなる。しかし、「ハードボイルドの情感」をたぎらせた名品は本当に少ない。要するに数本の映画をリピートするしかないのだが、この映画があったのを忘れていた。
舞台は1948年のロス。第二次世界大戦の帰還兵で、マイホームのローンに追われる黒人青年エゼキエル(愛称イージー)・ロリンズ(デンゼル・ワシントン)は、市長選に候補中の大富豪・カーターの愛人で、3万ドルの大金を持ち逃げしたダフネ(ジェニファー・ビールズ)の捜索を、行きつけの酒場で白人のオルブライト(トム・サイズモア)から頼まれる。何か胡散臭いものを感じながら、金のために受けてしまうイージー。しかし、聞き込みを始めてまもなく、イージーは警官に捕まり、理不尽な尋問に遭う・・・イージーの知り合いの黒人女性・コレッタが何者かに殺害され、疑われているのだ。やがて、カーターのライバルで黒人擁護派の資産家・テレルもイージーに接触。ついにはダフネ本人からも連絡が来る。ブルーのドレスに身をまとった美しいダフネは、コレッタの死について何かを知っている様子。しかし、彼女に頼まれ、共に向かった家には謎の死体。ダフネは逃走し、イージーには2人を殺害した嫌疑がかけられてしまう・・・ピンチに陥ったイージーを救ったのは、かつての悪友で凄腕のガンマン、マウス(ドン・チードル)だった。2人は、LAの闇に足を踏み込んでいく・・・。
黒人作家ウォルター・モズリーの原作を、黒人監督カール・フランクリンが映画化。ハードボイルド映画が不作だった'90年代に、濃密なアメリカン・ディテクティブの世界を見事にフィルムに焼きつけたのはブラック・ムービーだったのだ。 カール・フランクリンは俳優から映画監督に転向した経歴を持つ。デビュー作の『運命の引き金』もクライム・ムービーの傑作だったのだが、不運な事にタランティーノの『レザボア・ドッグス』と同じ年に公開されたため、話題を全部タラに持って行かれてしまった。しかし、捨てる神(一般 Poeple)あれば拾う神(映画 Maniac)あり。『運命の引き金』は、アメリカ探偵作家クラブが選ぶ「ベスト・ムービー・オブ・ザ・イヤー」に見事輝いて、一部の Crime movie fans から高い評価を得た。
本作でも、カール・フランクリンの確かな演出力を堪能する事ができる。タイトルバックは、'40年代に活躍していた画家、アーチー・モアマドリーの、シカゴの夜の街を描いた、魅惑的なタッチと独特のくすんだ色彩が素晴らしい絵をバックに、T・ボーン・ウォーカーのこれまたムード満点の♪“ウェスト・サイド・ベイビー”がかかる。いきなりハードボイルドの世界にご招待。「これはもう傑作だ!」と、この瞬間確信。 あとはもう、ノワール、ノワール、ノワール!の情感たっぷり。'48年のロスを再現した見事な美術とヴィンテージ・カーの数々(主人公の愛車は、監督が座席に座ることすら許されなかったというエピソードが笑える。すげー貴重な車だったんですね。)、漂う紫煙に、ゴキゲン(死語)な音楽の数々・・・もうたまらん!
主人公イージーを演じたデンゼル・ワシントンの名演技は言うに及ばず、注目は、しゃべるより先にぶっ放す「ちょっとヤバイ」キレ系の拳銃マニア、マウスを演じたドン・チードル。酔っぱらうと親友のイージーにまで銃を突きつけてからんでくるクレイジーぶりが最高。 そして、ハードボイルドには欠かせない「ファム・ファタール」を演じるジェニファー・ビールズ。この映画の原題は『 Devil in a Blue Dress 』つまり「青いドレスの悪魔」な訳だが、では彼女は悪女なのか・・・?この映画の中でも、黒人差別というアメリカ社会が抱えていた問題がたびたび描かれる。そしてそれはこの映画の重要なテーマでもあるのだ。青いドレスをまとった「Devil」とは何を意味しているのか?このタイトルは、結構深いゾ。
そして、この映画の最大の見どころを、監督に語って頂こう。 「探偵が誕生する過程は重要なのに、それを描いた映画はない。だから作った」 そう、主人公イージーはこの物語では、まだ「ただの青年」なのである。そして、この事件をきっかけに、探偵になる事を決意する。 正統派ハードボイルドの匂いを放ちつつ、実はどの作品でもやっていない事に挑戦した作品でもあるのだ。 黒人探偵イージー・ロリンズの誕生。 カール・フランクリン監督も、この純朴な青年がマーロウのような「シニカル」な探偵になってゆく様を追って行きたい、と語っていた。 シリーズ化がされなかったのが、実に惜しい作品である。
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