サイズは縦横ともにハードカバー版より1cm小さいくらい。
ページ数も一緒。中身はもちろんフルカラー。
それでハードカバー版よりずっと安いんだから、これは買いです。
で、内容について。
Gorillazのメンバーの生い立ちやバンド結成の経緯、ディスクレビューなどかなり盛りだくさん。
多くはバンドメンバーとのインタビュー形式で書かれています。
個人的にびっくりしたのはEl MananaのPVの“真相”。
Noodleの行方を心配してるファンの人は、どうぞ読んでみてください
(youtubeのEl Mananaコメント欄でも指摘されてるけど。)
音楽だけじゃなく、ぶっとんだストーリーやクールなイラストも含めて
Gorillazを楽しみたい人には最高の本です。
そして、Gorillazのストーリーはまだ終わらない。
この本の最後のページを読めば、それがわかると思います。
荒れ果てたスタジオ内を探検していってコンテンツを見る仕組みです。(普通のリストも有りますが)
おもしろいし、細々しかけがあって楽しい。ちょっとわかりづらいけど・・・PVも豪華です。
Gorillazの4thアルバム”The Fall”。
このアルバムは昨年の秋に行った、GorillazのUSAツアー中に、DamonがiPadを使って、1ヶ月程度で制作した作品。
去年のクリスマスに、ファンクラブのメンバー限定で無料でダウンロード配信されたもの(ファンクラブのメンバーでなくともサイト上で無料でストリーミングも配信されていた。)が、今年になって一般リリースされた。
そんなちょっと変わったアルバムなので、これまでのGorillazの作品と比べると見劣りはしてしまうものの、iPadで制作したという話であったり、無料でダウンロード配布したり、話題には事欠かない作品ではある。
実際に聴いてみた感想は、確かにこれまでの彼等の作品のように目立った楽曲もなければ、正直どの曲も地味な印象は拭えない。
でも、アルバムを通して聴いていると、妙にノスタルジックな感覚を覚え、それがとても心地よかったりする。
“Detroit”の緩い感じなんて最高に気持ちよいし、ちょっぴりカントリー調の”The Parish of Space Dust”なんかも、何処か心に染みてくる楽曲である。
Damonはツアーを通して訪れた地で、旅日記を書くように、曲を作っていったと話していた。
このアルバムを聴いていると、確かに旅先で感じるような、甘酸っぱい気持ちや切ない気持ちを、なんとなく思い出させてくれるような気がした。
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