PS2版が発売された時に、システムがあまり良くないと聞いて購入を見送ったのですが、今回、システム周りが大幅に改良されて追加要素もアリ、とのことで購入しました。
まずシステム面に関してですが、セーブ数は百個あります。スキップも一度押せばOKで未読部分があれば止まりますし、nextボタンで次の選択肢まで飛ばすこともできます(こちらも未読部分で止まります) また、一度クリアした記録をロードしてから始めれば、開始位置を選択することができます。MAP移動時に、その場所で起こるイベントの名前とどのキャラクターのルートに関するものなのかが表示されるので、割と簡単に各キャラクタールートに突入することができました。
シナリオが細部まで練り込んで作られていてどのルートを通っても目立った破綻がなく、各キャラ毎にちゃんと展開が異なります。「一昔前の少女小説風」と言われている主人公の独特の語りも、気になるのはプロローグ部分ぐらいなモノで、後半、シリアスな展開では読みやすい文章になったので、あまり気になりませんでした。
名前が固定で変更ができないというのも、主人公・神楽坂要が、プレイヤーの代行ではなく、個性の強いキャラクターの一人であるこのゲームではこれでいいと思いました。私の場合、攻略キャラクターがヒロインの名前の部分では「お前」だとか「キミ」だとか言うのが、ちょっと興ざめしてしまうタイプなので、各キャラクターがきちんと名前を呼んでくれるのがうれしかったです。乙女ゲームは主人公を自分だと思ってプレイする、という人にはあまり受け入れられない部分ですが、逆に、第三者的な視点で、アニメやマンガを見るような感覚でプレイする、という方には良いと思います。
主人公の要は、刀を持って戦う、行動力のあるヒロインだったので、私はとても好きになりました。個人的には、彼女にも声が欲しかったです。
キラキラした男の子たちに甘い言葉で愛を囁かれるよりも、戦場で背中合わせで戦いたい! 守られるよりも守りたい! と思う人にはとてもオススメできるゲームです。「萌える」より「燃える」展開の方が多めだと思います。戦う女の子が主人公の、少年マンガのような感じです。友情、努力、勝利って感じでしょうか。本家でもこれだけ熱いノリは最近なかなかお目にかかれませんので、そういうのがお好きな方はぜひどうぞ〜。
ヴィレッジブックスより出版された「ソー・マイティアベンジャー」は、現代の視点で新規に書き起こされた別の次元のストーリーで、なかなか瑞々しい感覚で描かれていて好感は持てるのですが、本著の様に1960年代から続くストーリーとはあくまでも別の物です。
本国でもハードカバーで出版されているマット・ミラによる最新のカラーリングによる本著は、現代にジャック・カービーのアートがいかに素晴らしい物であったかを伝えるに最適であると感じられます。簡素化された線に、これ程の情報量が隠されていたのかと感心してしまいます。これまで日本ではあまりにもマイナーなキャラクターであったマイティ・ソーの単行本の中では、これが決定版であると言えるでしょう。
ドナルド・ブレイクとして活躍するオリジンストーリーに関しては、光文社(作画ジャック・カービー)のものがありましたし、ベータ・レイ・ビルとのエピソードに関してはマーブルクロスのvol.14〜17に収められています(光文社のマイティ・ソーにはギャラクタスの誕生エピソードが!未読の方は一読の価値ありです)。「アスガルドの伝説」は、以前から原書ESSENTIALシリーズで安価で見ることはできましたが、古典的な言い回しが難解なため、これまで十分に内容読解出来なかったので、今回の邦訳はアスガルドのオリジンストーリーを知る上でとても有り難い本だと言えます。
内容的には、マイティ・ソーの初登場号(翻訳が現代的になって、好感が持てます)や、アスガルドにまつわるキャラクター解説(キャラクターによってはマーべル・キャラクター事典よりも詳しいです)を含め、現行入手可能な年代順原書紹介など、読み応え満点です。アベンジャーズや他のマーベルのキャラクターの世界と一線を引いた内容になっている点にも注目すべきです。本来それこそが本国におけるマイティ・ソーの人気の要因なのですから。
ワルハラがバルハラ、ワルキューレがバルキリーと米語読みになっているのはご愛嬌ですが、よくぞここまであの難しい古典的な台詞回しをしっかりと翻訳してくれたものだと感心してしまいます。日本では脚光を浴びにくい「ソー」というキャラクターの保存版とも言える内容になっていると思います。「ソー」に関して、これ以上の本は今後当分出ないと思います。今回の映画化で興味を持たれた方には是非一読をお勧めします。
公式には追加要素ぜーんぜん書いてないけど、
サブキャラの立ち絵追加、イベントCGの追加、某挿入歌シーンにムービー追加、
テキストの微調整、OPムービーのリファインといった追加要素があるようですね。
PS2版での不満点が解消されてるといいな^^
ダイエットというアイディアはおもしろい。
声優陣も豪華です。
ですが、今ひとつキャラに愛着が持てないしこのキャラを攻略したい!と
いう気にはなれませんでした。
絵が苦手だったというのがあるのかも知れませんが・・・。
ある程度プレイしていると、最初はなかなか上げる事が出来なかったパラが
効率よくあげられるコツをつかめるようになるので、中盤過ぎには100%に
到達してしまい、最後は作業化してしまうあたりが残念。
なので、全員コンプする前に飽きてしまいました・・・。
ですが、このゲームはフルインストールするとノーディスクでプレイ出来るので
また遊びたいな、と思った時にはすぐプレイ出来るかと思います。
システム面も快適ですし、クリア後のオマケが予想外に豪華なのもポイントです。
他ゲームの合間に地道にフルコンプを目指そうと思います。
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