国土地理院発行の地図に載っているすべての山を記した一冊。
地元でもほとんど誰も知らないような山が、難読山名に取り上げられていて、
マニアックだな〜と仰天しました。
ただ現在では国土地理院発行の地図に載っていない多くの失われた山の名があるのが残念。
Autodesk公認トレーニングブックということで、難解なCivil3Dを読み解くヒントとして購入しました。
AutoCADの延長と捉えていると、よく理解できない概念が章立てごとに整理されています。
また、3D-CADだからこと得意な機能(盛り切り土量算出、ルートと法勾配から法面形状が生成されるなど)もなんとなく理解できます。
これらの概念や用語を理解するだけでも大変ですが、本書はサンプルデータが付いているので、それを頼りにして基本的な操作を練習することができます。
実務で使いこなすには、まだまだ「こんなときはどうする?」といった疑問点が沢山ありそうですね。AutoCADに自信がある人でも、独習は正直、困難かもしれません。
カシミール3Dは地図ソフトというカテゴリーでは語り尽くせない豊富な機能を持ち、登山はもちろん、ツーリング、スキー・スケボ、ヨット、ハンググライダーなど山はもちろん海、空とアウトドア派から広く支持を得ているソフトウェアだ。展望図をコンピュータグラフィックで描くことから始まった不世出のフリーソフトウェアがこれほど広範囲に受け入れられたのは、GPSとの高度な連携やデジカメやWEBとの連携によるところが大きい。しかし高度なコンピュータソフトゆえの入り口の敷居の高さがあったことも事実。本書は初心者は一応の機能が使えるようになるように、中級者以上には作者ならではのTIPSを発見の慶びが味わえる、作者自らの解説本である。ソフト操作ガイド本はちまたにあふれているが、説明のわかりやすさ、ツボの押さえ方の見事さは、作者の献身的なユーザサポートの賜であろう。付属のCD-ROMにはカシミール本体に加え、日本全国の数値地図や関連ソフトも添付されており、これだけでカシミールができる「オールインワン」本である。関連情報も充実し、本書と連携したWEBでのサポートもある。カシミール初心者はもちろん従来からのユーザにとっても必携の一冊となるだろう。解説本の出版要請はカシミール登場当初からあったが、この時期に出版されたということは、収録バージョンをカシミールのひとつの完成形と作者が考えたためかもしれない。もちろんそれでもカシミールは進化する。
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