海外進出を視野に入れて当時数曲のデモが録音されていたみたいです。 私の知っている限りでは「さよなら」「YES-YES-YES」「NEXTのテーマ」「生まれ来る子供たちのために」「心は気紛れ」「Yes-No」「哀しき街」「せつなくて」「きかせて」なんかがあります。「YES-YES-YES」なんかはいい出来でしたよ。
サンドマンの本編終了後に発表された番外編で、エンドレスひとりひとりを主人公をする7章(それぞれ違う画家)で構成されています。
ディスペアとデスティニーはコマ割せず、アーティスティックな散文詩のような感じ。
他はストーリー性があります。デスとディストラクションは絵柄も話も普通のコミック仕立て、ドリームは綺麗な水彩風の絵。
この本で印象に残ったのは、ディザイアとデリリアムの話。
前者は古代ヨーロッパが舞台で、族長となる青年を愛した情熱的な女性が主人公です。ヒロインは魔女に「私が彼を望むのと同じくらい、彼に私を望ませて」と願います。これまで、ディザイアが今ひとつ美しく描かれてこなかったのが不満だったのですが、エロティックなタロットカードで知られるミロ・マナラのディザイアは、欲望という名にふさわしい美しさで、「これだ!」という感じです。
デリリアムの方は、本編の後日譚にもなっていて、例によって迷子になってしまった感じの彼女を救うことが、現実社会で心の病気になってしまった少女を救うことと重なっています。
以下が最近のマリーンの生活です。
http://jisin.jp/serial/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/%E6%AD%8C%E5%A7%AB/446
日本在住で結婚して子供もいますがまだライブやヒットも飛ばしたいと
熱気あふれています。本田とのアルバムも声が昔と変わらず元気で変化が少ないです。
昔のアルバムもいっぱいありますが、とにかく上手いしCDの録音状態もよいので
ピュアオーディオでモニタースピーカーで聞いても上手さが際立っています。
これからの大ヒット期待しています。
「終わりなき夜に生まれつく」の題で訳本が出ているこの本は、クリスティの推理小説の中では少し毛色の変わった作品です。まず最初に客観的な評価を言うと、推理小説として読んだ場合には、何か違和感のようなものを感じて期待外れに思われる方が多いのではないかと思います。私も最初に読んだ時には、「犯人は誰か?」とか「動機は?」「トリックは?」というような事を考えて読んでいたので、たいして面白いとは思いませんでした。他のクリスティの名だたる傑作の数々と比較すると、かなり見劣りがする観は否めません。もともとは短編として書いた話を膨らませて長編に仕立てているので、ややもするとテンポが冗長に感じたり、とりとめもなく散漫な主人公の一人称の語り口を退屈に思うかもしれません。でも、一見ストーリーとは何の関係もないように見える主人公のこの「風に流されあてもなく放浪する浮き雲」のような語りと性格こそがこの物語の本質なのです。この本はもう30年くらい前から何度も繰り返し読み続け、ついには原文で読んでみたいと思い原書を購入しました。読み返しているうちに後からじわじわと来る作品です。そしてクリスティには珍しく情景が目に浮かぶような叙情的なシーンが多く、特に心に残っている場面は中盤で主人公の妻がギターを弾きながら題の元になったウィリアム・ブレイクの詩を口ずさむところです。「夜ごと朝ごと みじめに生まれつく人あり 朝ごと夜ごと 幸せとよろこびに生まれつく人あり 終わりなき夜に生まれつく人もあり」 読者の間ではあまり評価が高くない作品ですが、クリスティ本人は自選ベスト10のひとつに挙げています。ちなみにその他のクリスティ自選ベスト10は(順位はなし)……そして誰もいなくなった/アクロイド殺し/オリエント急行の殺人/予告殺人/火曜クラブ/ゼロ時間へ/ねじれた家/無実はさいなむ/動く指
「終わりなき夜に生まれつく」の題で訳本が出ているこの本は、クリスティの推理小説の中では少し毛色の変わった作品です。まず最初に客観的な評価を言うと、推理小説として読んだ場合には、何か違和感のようなものを感じて期待外れに思われる方が多いのではないかと思います。私も最初に読んだ時には、「犯人は誰か?」とか「動機は?」「トリックは?」というような事を考えて読んでいたので、たいして面白いとは思いませんでした。他のクリスティの名だたる傑作の数々と比較すると、かなり見劣りがする観は否めません。もともとは短編として書いた話を膨らませて長編に仕立てているので、ややもするとテンポが冗長に感じたり、とりとめもなく散漫な主人公の一人称の語り口を退屈に思うかもしれません。でも、一見ストーリーとは何の関係もないように見える主人公のこの「風に流されあてもなく放浪する浮き雲」のような語りと性格こそがこの物語の本質なのです。この本はもう30年くらい前から何度も繰り返し読み続け、ついには原文で読んでみたいと思い原書を購入しました。読み返しているうちに後からじわじわと来る作品です。そしてクリスティには珍しく情景が目に浮かぶような叙情的なシーンが多く、特に心に残っている場面は中盤で主人公の妻がギターを弾きながら題の元になったウィリアム・ブレイクの詩を口ずさむところです。「夜ごと朝ごと みじめに生まれつく人あり 朝ごと夜ごと 幸せとよろこびに生まれつく人あり 終わりなき夜に生まれつく人もあり」 読者の間ではあまり評価が高くない作品ですが、クリスティ本人は自選ベスト10のひとつに挙げています。ちなみにその他のクリスティ自選ベスト10は(順位はなし)……そして誰もいなくなった/アクロイド殺し/オリエント急行の殺人/予告殺人/火曜クラブ/ゼロ時間へ/ねじれた家/無実はさいなむ/動く指
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