SF、ミステリー、サスペンスなどの作品の出来具合は意外性が鍵になる。しかも最後の種明かしがそれまでの展開と比較して、どれだけ意外性を持っているかによって視聴者の満足度は決まると言って良い。この作品は出だしから快調にすじが展開する。コマンドーのメンバーが突然何者かに殺される開始部分から、その原因が分からないまま他のメンバーもひとりまたひとりと残酷な殺され方をして行き、しかも相手の姿は見えず正体不明であるという設定はうまい。異次元の生物らしいということが分かった時点で、ただひとり残されたコマンドーのリーダーが原始的な戦術で戦いを挑む場面も目を話せない。ただひたすら戦闘場面が続く筋書きなので、主役のシュワルツネガーの長所が生かされている。問題は最後のクライマックスで、それまでの意外性と緊張感が失望に変わってしまうことである。クライマックスにもう一工夫あればもっと楽しめる作品になったであろう。
最初の11曲が全部最高です!
好きな曲ばかり!!
でもbad romanceのアレンジは嫌いですね・・・
子供が、ミニカーのようにして遊んでいます。とても気に入っていて、遊びに行くときにも持っていきます。
コミュニケーションの基本は会話である。普通の会話の中で、膨大な情報がやり取りされている。言葉以外に、目や顔つき、身振りも情報であり、意識する・しないに関わらず互いに送受信しているのだ。 この本では「自閉系」と表現しているが、アスペルガー症候群という障害を持つ人がいる。言語や知的障害は軽微だが、社会的コミュニケーションが困難なのだ。会話で、言葉以外の情報を把握できないという。言葉についても、裏の意味や比喩を理解することが難しいのだ。一般に予期せぬ出来事への対応が苦手で、脳の一部に障害があることが原因と考えられている。個人差が大きいようだが、自閉系の人は数%のオーダーで存在するという。 本書は一般の人々に、自閉系の存在を伝えている。周囲の理解と配慮があれば、彼らはずっと暮らしやすくなるのである。また、自閉系の人々に著者が工夫してきたノウハウを提供している。 改めてヒトという動物の成り立ち、コミュニケーションの仕組みを考えさせてくれる本でもある。 著者のこれまでの努力に敬意を表するとともに、社会における居場所確保を応援したいと思う。 本書はややおとなしくなったと感じるが、前著「僕の妻はエイリアン」(新潮社)では、障害が判明するまでの経緯と夫婦関係の修復を、勢いよく描いている。その前の「地球生まれの異星人」(花風社)は著者の半生をつづっている。これらの本を通じて、勇気を得た自閉系の人々は多かったに違いない。併せて読まれることをおすすめしたい。
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