逆境無頼ビルメンる~ちゃんのばっちり部屋

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穂花 「籠(かご)」―BIOGRAPHY OF HONOKA 読んでみて思ったのは「不器用な人だなあ」と言う感じです。
ウィキペディアも見ているそうだし、ここも本人が読んでる気がするからそのつもりで書きますね。

【内容】
内容は他の方やウィキに任せるとして、簡単に要約します。
穂花は元有名AV女優
・鹿児島県出身、幼い頃に父母が離婚、施設で育つ。幼稚園時代、母の交際相手のヤクザに数ヶ月、誘拐された経験がある。
新しい父は、(貧しい家庭でずっとお金のことで苦しんだ。カネへの執着についてはかなり繰り返し語ってる)
・父母の借金、性的虐待(名前は出てこないが文面から兄ではないかと推測される)、また周囲の大人の男性はほぼ全員が暴力を振るう人だった
(あまりに恒常的すぎて彼女はそれを否定的に捉えていないようだ)
・ありがちな騙され方「スカウト〜最初は撮影から、ヌード、AV、契約したから・・」でAVに。

【子どもへの教育、しつけについて】
強く心に留まったのは「全寮制高校でのとても厳しい規則」「家庭でのとても厳しいしつけ」について。
高校でこれだけ厳しい規則を受けていながら、同級生が精神的に崩れると簡単に拒食症やリストカットに走ると言うこと(彼女もリスカをしている)、
また高卒後の専門の寮では数ヶ月で、喫煙しての停学。
また家庭での厳しいしつけがあったのに、実際には隠れて性的被害を受け、また騙されたとは言えAVに出てしまった。
弟は家出を繰り返し、高校も中退。末の弟も笑わない夢のない子どもであった。

僕はこれを読んで、「高校の先生や親はいったい何をしてたんだ???まったく意味ないじゃないか」と思ってしまった。
押さえつける教育では、結局のところ「その場」でしか効果がない。
むしろそこには「本人の意志や思考」がないから、その部分は考えていないし、伸びないと感じた。
放任せよ、とは言わないが重要なのは「そこを出た時にいかにそこで受けた教育を活用できるか」である。
殴りつけて言うことを聞かせてもまったく意味は無い。

しつけ、教育が強制力によって(表面上)出来ていた時、たぶん大人たちは自己満足して悦に入ってたんだろうなあ、と思う。
この部分は読者が親として、教育者として生きる時には、強く反面教師にできると思う。
結局、この手の押さえつける教育は長い目で見て子どものために良くないと思った。

【感想】
穂花のことは元々AV女優として知ってました。顔も綺麗だし、胸も大きくて人気だったけど、覚えているのは声です。ビデオの中で「クィンクィン」と
の鳴き声みたいな声を出す。すごく人工的なんだけど、そそる声でした。
人工的なのにそそるってのは、他の女優さんと比べても奇妙なことでかなり特徴があったので覚えてます。
また
数年前に年末のスペシャル番組の生放送で明石家さんまが「穂花と言うAV女優のファン」だと言って生電話をかけました。
そのときに(冗談だとは思いますが)穂花はさんまの「付き合おう」だったか「番組に出て」だったかって言う申し出をあっけなく断るんですね。
テレビ上のこととは言え、もう少し上手く返せたのになあ、と当時は不思議に思いました。
年末ゴールデンで自分を売るチャンスだったのに、ファンだと言うさんまに、すごく淡白な対応だったわけですから。

それも今回のこの本を読んで分かりました。彼女はともかく不器用なんですね。
過去の経験から、人間関係は打算だとか、そもそも男性が嫌いだと言いながら、
暴力を振るった父、借金から生活苦を強き、虐待も見逃しただめな母への愛を綴っている。
また父母の借金を返し、弟2人の生活費も支出してる。

東京で看護師になった際に、「僕ならもう少し上手く・・・」と思わずにはいられませんでした。
本来、彼女が求めてたのはお金で芸能界に憧れたのもお金からなんだから、奨学金が残ってるとは言え、看護師と言うちゃんとした職業に
つけた時点で十分だったと思う。
これで一種の「あがり」であり、「あとはその身分を守っていくだけ」で済んだ。
しかし彼女はAVをやり、関わって得の1つもない父母とのかかわりを切らないし、弟の面倒を見てしまう。
「業を自ら背負う鹿児島の女」と言うイメージを持った。

彼女は以前にインタビューで平然と「彼氏はいないし作る気もない」「飲んだ勢いでヤりたいときにヤるだけ」「セックスが気持ちいいと思ったことなんて無い」と答えていたのを覚えている。元有名AV女優で(恐らく)お金持ちとして、上から目線の発言にも思え、「なんでわざわざこんなこと言うんだろ。男性に嫌われるだけでしょ」と思った。

ただ今回の文面を見て感じたのは、彼女はそうやって自分を防御したり、装飾していかないと駄目な存在なんだということ。
彼女は田舎の貧しい家庭の出身であり、子どもの頃に芸能人になるのが夢だった。
だから歌が上手くないのに東京でボイトレをしたり、端役でも映画に出られたことの喜びが強く伝わってくる。
またAV女優穂花時代の名残りでチヤホヤしてもらえるVシネなどを断って、貯金を切り崩しながら芝居のレッスンに通ったり、ブロードウェイや歌舞伎を見たりもしてる。
また何度も失敗しても、監督に褒められて「とても褒められてうれしかった」とある。

努力家の人だと思うし、何らかの壁を自分の中で置いて、それを乗り換えて行きたい人なんだと感じた(だからさんまへはああいう対応になったのではないか)。
彼女はまだ29歳だし、女優としてコツコツやれば将来何かになれるかもしれない。
それと優しい人だと思うので、時には少し気楽に、自分のプライベートも優先して楽しんで生きてもらえれば、と思った。

あと最後になるが、AV女優と言うのはすでに兆円規模の産業であり、毎年1000人以上ものAV女優が誕生する。
彼女はそのNO1になった人だ。たかがAVとは言え、誰でもなれるものではないと付け加えるべきかと思う。
(昔はともかく、今はそのへんの子がちょっとAV出て有名になってやろう、お金を稼いでやろうと言うのは非常に難しい)。
どの世界でも成功する人はその人なりの意志や才能、努力をしてると言える。

茉莉花―穂花写真集 very good in satisfaction with quick resopond and fast delivery
HITACHI マイナスイオンカールスタイラー 【アイロン巻きとカーラー巻きがこれ1台で】DR-N6000-W 思ったより大きかったです。
届いたその日に早速試してみましたが、
私の髪が短いからでしょうか?
ほとんど巻けませんでした。
でも姉の髪の毛はちゃんと巻けたようですので
星は3に。
でもまあ安かったので損はしてないと思います。

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