薄い文庫本を3年かけて読み解く。こんな授業をやろうと思った背景には,「自分が中学生だったとき国語の授業で何を教わったのだろうか?」という自問がありました。私は,この自問に対して何も答えられないことに,愕然としたのです。生半可なことでは,生徒の心に何も残すことができない。何かひとつでもいいから,子供たちの心に生涯残るような授業をしたい---。この想いの末にたどり着いたのが,この方法でした。
橋本先生はこうおっしゃる。先生の考えを一言にまとめれば,カバーに書かれている次の言葉に集約される。 「自分で興味を持ち,得た知識は一生忘れられない宝物となる」
さて,この本はというと,この命題の“裏”が正しいことを皮肉にも示しているように思う。つまり「自分で興味を持たぬまま与えられた知識はつまらない」。いくらすばらしい内容が盛り沢山でも,情報がただ羅列されているだけでは,決して宝物にはならない。橋本先生の授業が持つ(と思われる)わくわく感,ライブ感が削ぎ落とされているせいだろう,情報としてはおもしろいところもあったけど,授業の魅力が伝わる構成にはなっていない。
奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたちのほうが,より先生の授業の魅力を感じられるように思う。併せて読んでみられることをお勧めします。
日本プロ野球界で超一流と言われたバッティングコーチ高畠導宏氏
プロ野球のコーチ行で超一流を極めた彼が高校球児を育て、甲子園と言う晴れ舞台を夢見て、高校教員に59歳で転進。59歳の新人教師が
夢を諦めないで努力すれば叶うことを自分のプロ野球人生を通して語りかける。夢半ばにして、ガンで逝ってしまうが、高畠に触れた人は
彼の人間の大きさ、そして、彼に対する感謝の思いが田口壮、小久保など現役選手から多数寄せられている。人の育て方、また、自分を伸ばすにはどうすればいいか、迷ったときにこの一冊を手にすればと思います。読んだ後、泣きました。
読み始めてると止まらない。1日経たずに読破でした。 先生の長きにわたる授業の光景が、先生ご自身の生い立ちも合わせ色鮮やかに綴られています。戦後間もない頃のお話もありますが、堅苦しさや古さは無く、その光景を授業参観しているような、時に語りかけてくるような感覚を覚えます。本の帯に書かれているように「学ぶことは生きること」そして「心のメッセージ」、そのものでした。時代を経ても変わらない大切なことがあると教えてもらった感じがします。そして、ページをめくってゆくたびに私自身の学生時代のことも思い出し、懐かしくあたたかい気持ちになりました。
生徒の心に生涯残って、生きる糧となる授業がしたいという願いの元に、授業の教材や進め方がどのようにされていたのか、灘校での50年分がぎゅっと凝縮されています。表紙だけみても興味深いキーワードが並ぶように、幅広い立場の方が関心や共感を持つことができる一冊でしょう。
タイトルが大袈裟な気がしますが誇張は無しです! この真島さんの歌詞+ノリノリのメロディーがマッチしてとても素晴らしい曲となっています。 青春をカラオケで歌うとこの曲を知らない友達も一緒に口ずさんでくれますよ!今ではカラオケの定番ソングとなっています。
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