「ドラゴン桜」のファンだったので、この本も購入。読みやすいし面白いです。 こうやって読みやすいのは、著者の三田さんが「数学力」「国語力」を持ってるからなんでしょうね。文章能力の鍛え方も本の中に書いてありました。 五教科の大切さをよく認識出来ました。
プレゼンのマニュアル本と思って読むと期待外れかもしれません。
読者の気持ちを捕らえるためにいかに綿密に計算し、熟慮して作品を作りあげているかを マンガ作りを通して教えてくれます。 それがプレゼンにも共通する部分であり、そうした視点の欠けたプレゼンを作者自身が 受けてきたことから書かれた本です。
実際のプレゼンにすぐに役立つようなマニュアル本ではありません。 具体的なスライド作りなどには触れられていませんので、プレゼンが不得手な人には 理解が難しいかもしれません。 一方、プレゼンの経験者には自分がこれまで自然と行ってきたことが、文章となって 裏付けられていると感じることができるでしょう。
代表作「ドラゴン桜」や最新作「砂の栄冠」と同様、読み物としても十分おもしろい良書です。 所々で「クロカン」や「エンゼルバンク」など、過去の作品に触れており、これがこの本の 最大のプレゼンだと思いながらも、三田さんの策にはまり、早速注文してしまいました。
ドラゴン桜が好きな人なら面白く読めると思います。
ドラゴン桜の桜木さながらに現代の「仕事」「はたらくこと」に対してメスがズバズバを入れています。 働くことの本質に迫っているのが、三田先生らしいと感じました。 エンゼルバンクはまだ読んでないので、近いうちマンガ喫茶で読破しようと思います。
やや極論もあるように感じられました。 書き方が断言口調でかつ理路整然としているので、流されやすい人は感化されすぎないように気をつけた方がいいかもw 三田先生の言葉は説得力がありますからね。 是非講演等があれば行ってみたいです。
個人的に一番興味深かったのは「失敗」は「成功」の対義語ではない、というくだりです。 それでは「成功」の反対は何だ?という答えは本書に譲りますが、 自分の中では腹にストンと落ちたような納得感がありました。
また、構成も分かりやすく、読みやすいのでそういった面でも 気構えずに読めておすすめです。
|