最初の数ページで目を疑った。
本を閉じ、帯を確認する。「Yonda? 新潮文庫の100冊」
一瞬帯の付け間違いかしら、なんて事まで頭に浮かぶ。それからは全てに対して嫌悪感。
だが、読み進めていく内に不思議かな、嫌悪感が薄れていくのである。
ああ、性に対してのこういう感性もアリといえばアリかもしれないな、と。(実践する気はゼロだけど)
そうすると、赤裸々に語っている作者にまで好意が芽生えてくるので益々不思議である。
「ちょっとちょっと、病気だって危ないんだからもっと気をつけなさいよ……etc」
突っ込みたくなる軽快な文章に、最後はまるで作者と知り合いのような感覚で読んでしまった。ひとえに、巧みな文章力所以だろうか。
とは言え、それでも性の意識がまだ固まりきっていない未成年には読んでもらいたくないのである。大人と自称している私のエゴだとしても。
全部よかった。この映画を見て気に入った人は絶対買いだと思います。
前作を読んで誰もが気になる続きです。文章量は前作の倍近くあり、かなり読み応えがあります。でも前作まで読んできた方なら問題なく読めます。 今回の解説は今後のための洋書ガイドが書かれています、このあとどんな洋書を読んだらいいか解からないという人にはうれしいおまけです。 解説下にBigFatCatのEdに出会う前の物語が載ってましたよ。
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