1は、プログラミングされたディジタル・サウンドのバックでストリングスが鳴っている大仰なバラード。 2は、アコースティック・サウンドもフィーチャーされた、落ち着きのあるバラード。当然のごとくバックにストリングスも鳴っているが、やや控え目。 3は、1の別ヴァージョンで、ほとんどスクラッチ・サウンドで埋め尽くされている。 本作も昨今のJ-POPの定型の典型といえるスタイルの作風で、食傷気味になるのだが、楽曲の良さで救われている。 小泉今日子似の落ち着きのあるヴォーカルも、曲調とマッチしており、良い味を出している。 それだけに、ありきたりすぎる音作りが残念に思わせる。
元チンピラ(?)の黒人ボクサーとそれを育てるマネージャーのサクセスストーリー。マネージャー役はメグライアン。ユーガットメイルなどの役柄とは少し異なり、男社会に実力で挑む「できる」女性を熱演。 印象としては、よくありがちな(?)内容だが、ボクシングシーンに迫力あり、またメグライアンの魅力がたくさん詰め込まれており、面白い。
深田恭子が新境地を拓いた、これは隠れた傑作です。
育った環境が全く異なり、考え方も異質でおよそ本当の友情が生まれる余地のなさそうな二人が、本音をぶつけ合い、時には本気でど突き合い、徹底的に傷つけ合い、そして足りないところを補い合って、真の友情(理解)にたどり着いていく過程を描いた作品。
劇中には幾つかの対立軸が現れます。学歴、国籍、性別、財力の有無、健常か否か、夢の有無…。 様々な障害にぶつかり、悩み、回り道を繰り返しながらも、それらの対立軸を乗り越えていく姿が清々しい。
正直、まどろっこしいというか、時にイライラするほどに登場人物達はいつまでも同じところに居続ける。
頑固で、素直になれず、新しい価値観を受け入れ切れずになかなか成長できずにいる…。それが逆にリアルで親近感が湧く。
中途半端というか、不完全で、どこかに欠陥(というか屈折)のある人物しか出てこない。ただそれも現実的で好感がもてる。
類型化された人間は一切現れない。神山由美子さんの人物描写(キャラクター設計)の巧さ・見事さに脱帽させられる。
深田恭子もユンソナも、平山あやも坂口憲二も勝村政信も、誰からも違和感を感じない。上手と言うより自然。感情移入がし易い。
夢を見失った時や自信を失って悩んだ時にはこのドラマを見返したいと思う。彼女たちが一緒に苦しんでくれて、また新しい一歩を踏み出す勇気と元気をくれるように思うから。
ボクシング界に実在した女性プロモーターを、メグ・ライアンが熱演。私的には「イン・ザ・カット」よりこちらのほうがメグの魅力が出ており面白かった。衣装もシーン毎に変わり、画面に華をそえました。 物語もしっかりと作られており、男社会の中でひたすら耐えがんばる、ジャッキー・カレン(実在の人物。メイキングに出てきます。映画にも1シーン出てますよ)をメグ・ライアンが好演。やや出来すぎのストーリー(実話とは違いかなり脚色してある模様)ですが、最後の宿敵プロモーターとの決着のつけ方は面白かった。気持ちの良いラストでした。日本劇場未公開が不思議な作品。お勧めの1本です。
映画公開されていなかったので、それ程期待をしていなかったのですが、何故か涙が。。。 男性社会のボクシング業界で女性ががんばる姿をメグライアンが演じている。 他の作品のメグとは衣装も雰囲気も違うけれど、やっぱりステキな女性は何をさせてもステキなんですね。 一生懸命無名の選手を育て、男性社会にも立ち向かう姿が格好良いです!それ程苦労してるシーンはないのですが、結構感動するので、観てみてください!
|