Casablanca Moon アヴァン・ポップの金字塔にして彼等の代表作。 実験的な要素を取り入れつつもポップスのフィールドで受け入れられるものを作ろう、というアンソニー・ムーアの目論みが見事に結晶化した作品。 アメリカをルーツとするロックという音楽に対するヨーロッパからの真の答えがこのアルバムにある気がします。 プログレや前衛に嫌悪感を持っている方にこそ聴いてもらいたい一枚です。 オクラ入りとなってしまった「Acnalbasac Noom」と聴き比べるのも乙なもの。 Desperate Straightsは、Henry Cowの全面的なバックアップというか、両者の共作といった色合いの強い作品。 前作より実験色が強いものの、彼等の音楽性の深さがよくでています。 この2in1は間違いなく買いです。
この映画を最初に見たのは'70年代に新宿の名画座で。その後テレビでは水曜ロードショーじゃなかったかと思います。久米明(ボガート)、水城蘭子(バーグマン)、仁内達之(ヘンリード)、ローレ(永井一郎)の声優陣でした。wikipediaによると日曜洋画劇場がこの配役なので、日曜洋画劇場だったかもしれません。この時は、ドゥリー・ウィルソンの「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」も誰かが吹替えており腹が立ちましたが、その折カセット・テープに録音し何度も聴きました。ボガートの声優といえば久米明さんがやはり定番です。最初にキャスティングした人はえらいですね。ハードボイルドな声で、まさにこれ以上の適役はないですよ。このDVDでは近年の吹替えが収録されているようですが、何故、久米版をいれないのでしょうか。まず50歳以上の映画ファンは、吹替え洋画を見て育ってきているのだし、購買層もその辺の人が多いでしょう。この映画に久米さんの吹替えはマストですよ。テープは無いとは思えません。ちなみに久米明吹替え入りのDVDは私の知る限り「裸足の伯爵夫人」「麗しのサブリナ」くらいでDVD各社の担当者の熱意の無さがよくわかります。クラシックな洋画の日本版発売に関しては各社とも独自のサービスがまだまだ不足していると思います。
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